モフセン・トーキー
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経歴
2000年にイラン1部リーグのペルシアン・ガルフ・プロリーグで主審を務め、レフェリーとしてのキャリアを開始した[2]。2003年にFIFAのライセンスを取得し、以後国際審判員としても活動する[2]。母語であるペルシャ語の他に、第二言語として英語を使用できる。2007年にはAFCエリートレフェリーに選出され、2006年にはアル・アラビ・クウェート対アル・クウワ・アル・ジャウウィーヤ戦で、AFCチャンピオンズリーグの試合を初めて裁き、2007年にはAFCカップの準決勝で主審を務めた[2]。2008-09シーズンは、2010 FIFAワールドカップ・アジア予選で4試合の主審を務めた[2]。また、首都テヘランを本拠地とするエステグラルFCとペルセポリスFCが対戦し、国内最大のスタジアムであるアザディ・スタジアムが超満員になるほどの盛り上がりで知られるテヘランダービーにおいては、1995年以降外国人が主審を務めていたが、2009年にイラン人として14年ぶりにトーキーが主審を務めた[2]。その試合を含め、トーキーは7度テヘランダービーを裁いており、テヘランダービー史上最多である[3]。2015-16シーズンには、ペルシアン・ガルフ・プロリーグの最優秀レフェリーに選ばれた[3]。
サッカー日本代表の試合では、2005年3月30日にAFCアジアカップ2011予選の香港戦で主審を務めているほか[4]、AFCアジアカップ2011グループリーグのシリア戦で主審を務めている[5]。この試合では、長谷部誠からのバックパスをGKの川島永嗣がクリアし、今野泰幸とシリアの選手が競り合う中で、前方にいたシリア代表のFWにボールが渡り、このボールに対して川島がチャージを行い、シリアのFWを倒してしまうというプレーがあった。今野と競り合ったシリアの選手から、オフサイドポジションにいるシリアのFWへパスが渡ったようにも見え、副審はオフサイドと判定したが、トーキー主審にはシリア人選手と今野の足が重なって見えたのか、今野のバックパスであると判定し副審の判断を却下。シリアのFWを倒したとして、川島にレッドカードを提示し、PKを宣告した。この判定は日本国内でも大きな話題となり、試合後の会見では日本代表監督のアルベルト・ザッケローニが判定に疑問を呈している[6]。今野泰幸は、試合後その場面を振り返り「明らかにオフサイドです。僕は全く(ボールに)触っていないです。あそこでバックパスできないですよ(苦笑)」とコメントした[7]。その後の代表戦では、2018 FIFAワールドカップ・アジア最終予選のタイ戦で主審を務め、ボールの空気圧をめぐり森重真人にイエローカードを与える場面はあったものの、サッカーライターで審判のレフェリングをネット上で採点している石井紘人は「大枠は妥当なジャッジ」だったとの見解を示した[8]。
2017年1月、43歳で引退を表明した[2]。