モンテルの定理
From Wikipedia, the free encyclopedia
2つの値を取らない関数
モンテルの定理のより強いバージョン(Fundamental Normality Test と呼ばれることもある)は、正則関数の族は、ある2つの値 a, b ∈ C が存在して、族のどの元も値として a, b を取らないならば、正規族であるというものである。
必要性
上記の定理の条件は正規性にとって十分であるが、必要ではない。実際、族 は正規であるが、取らない複素数値はない。
証明
モンテルの定理の第一のバージョンはマーティの定理(族が正規であることとspherical derivativeが局所有界であることは同値)とコーシーの積分公式の直接の結果である[1]。
この定理は、トーマス・ヨアネス・スティルチェス (Thomas Joannes Stieltjes) とウィリアム・フォッグ・オズグッド (William Fogg Osgood) にちなんで、スティルチェス・オズグッドの定理とも呼ばれている[2]。
上に述べた系は以下のように導かれる。 のすべての関数はある一点 z1 の近傍を値域に持たないとする。写像 を前から合成して、一様有界な族を得、これは定理の第一のバージョンによって正規である。
モンテルの定理の第二のバージョンは、単位円板から への正則普遍被覆が存在するという事実を用いて、第一のバージョンから導ける。(そのような被覆は楕円モジュラー関数によって与えられる。)
モンテルの定理のこのバージョンは、Zalcman の補題を用いて、ピカールの定理から導くこともできる。