ヤブムラサキ
From Wikipedia, the free encyclopedia
| ヤブムラサキ | ||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||
| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Callicarpa mollis Siebold et Zucc. (1846)[1] | ||||||||||||||||||||||||
| 品種 | ||||||||||||||||||||||||
ヤブムラサキ(薮紫[4]、学名: Callicarpa mollis)は、シソ科[注 1]ムラサキシキブ属に分類される落葉低木の1種[5][6]。属名(Callicarpa)は「美しい」と「実」を意味し、種小名(mollis)は「軟毛のある」を意味する[7]。別名ヤマムラサキ(山紫)ともよばれる[8]。
特徴
落葉広葉樹の低木で[12]、樹高は2 - 3 メートル (m) [6]、大きなものでは5 mあまりになるといわれる[8]。樹皮は灰褐色で滑らかであるが、太い幹の樹皮は縦に裂ける[4]。枝は細く、初め灰白色の星状毛を密生するが、後に無毛となる[7]。葉は薄い洋紙質で対生し、長さ6 - 12 センチメートル (cm) の広卵形または卵状楕円形、両面に腺点があり[12][6]、表面に軟毛が密生し触るとふわふわし、裏面にはほこりのような星状毛や羽状毛が密生する[5]。ムラサキシキブとの違いは、葉の基部から中央の下半分が幅広く[8]、基部はムラサキシキブよりも丸い[5]。葉柄は長さ3 - 8 ミリメートル (mm) [5]。
開花時期は6 - 7月[6]。葉腋から短い集散花序を出し、長さ4 - 5 mmほどの薄紫色の小さな花を数個付ける[12][6]。花冠、萼には星状毛が多い[6]。果実は液果[7]、直径約4 mmの球形で[6]、秋に紫色に熟し宿存する萼に毛がある[7]。ムラサキシキブ属の中では果実が大きく、萼片が残り、その毛の多さが際立つ[4]。
冬芽は星状毛が密生する裸芽で、短い柄があり、幼い葉が2枚向き合うようにつく[4]。側芽は枝に対生する[4]。枝先の頂芽は、毛が多い萼が残る[4]。葉痕は、半円形や円形で、維管束痕が1個つく[4]。ムラサキシキブ(学名: Callicarpa japonica)に似るが、星状毛がより多く、毛深い印象である[4]。
