ラウダー・ザン・ラヴ

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ラウダー・ザン・ラヴ』(Louder Than Love)は、サウンドガーデン1989年に発表した2作目のスタジオ・アルバムA&Mレコード移籍第1弾アルバムとして発表され、バンドのメジャー・デビュー作というだけでなく、グランジというジャンルでは初のメジャー・レーベルからリリースされたアルバムとしても知られる[3]

シアトルのラジオ局KCMUが、A&Mにサウンドガーデンも含むメジャー未契約のバンドの音源が収録されたコンピレーション・テープを送り、それがきっかけでバンドはA&Mとの契約を得た[4]。共同プロデューサーのテリー・デイトは、過去にメタル・チャーチフィフス・エンジェルといったヘヴィメタル・バンドの作品を手掛け、サウンドガーデンの次作『バッドモーターフィンガー』(1991年)も引き続きプロデュースしている[5]

キム・セイルは1989年10月18日付の『シカゴ・トリビューン』紙に掲載された記事において「俺達の音楽は、ヘヴィメタルと同様キリング・ジョークバウハウスといったイギリスのバンドからも影響を受けている」とコメントした[6]。また、「ゲット・オン・ザ・スネーク」では9分の4拍子のリズムが取り入れられており、セイルはこの曲について「この曲では踊れないけど、それでもジワジワと迫ってくるような感じだ」と語っている[6]

本作発表後、ヒロ・ヤマモトがバンドを脱退して復学する[7]。ヤマモトの後任としてサウンドガーデンに参加したジェイソン・エヴァーマン英語版によれば、バンドのロード・マネージャーはヤマモトについて「彼は生粋のパンク・ロックだった。当時はA&Mの連中とミーティングがあって、バンの中での生活は終わっていた。彼は本当に『オー、ノー、ノー、ノー! こんなの俺に合わない』って感じだったよ」と語っていたという[8]。なお、エヴァーマンの在籍は短期間に終わり、1990年4月にはベン・シェパードが加入する[4]

反響・評価

母国アメリカでは自身初のBillboard 200入りを果たし、108位に達した[2]。ただし、クリス・コーネルが2011年に『ギター・ワールド』誌のインタビューで語ったところによれば、総売り上げは前作『ウルトラメガ・OK』の方が上だという[9]

Steve Hueyはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け、本作の音楽性を「スローで軋むような低音チューニングの、サバス/ツェッペリンリフの山と、クリス・コーネルの叫び」と形容している[10]

メタリカカーク・ハメットは、本作に影響を受けて「エンター・サンドマン」のリフを作った[11]

収録曲

特記なき楽曲はクリス・コーネル作詞・作曲。

  1. アグリィ・トゥルース - "Ugly Truth" - 5:26
  2. ハンズ・オール・オーヴァー - "Hands All Over" (Chris Cornell, Kim Thayil) - 6:00
  3. ガン - "Gun" - 4:42
  4. パワー・トリップ - "Power Trip" (C. Cornell, Hiro Yamamoto) - 4:09
  5. ゲット・オン・ザ・スネーク - "Get on the Snake" (C. Cornell, K. Thayil) - 3:44
  6. ケビンズ・マム - "Full on Kevin's Mom" - 3:37
  7. ラウド・ラヴ - "Loud Love" - 4:57
  8. アイ・アウェイク - "I Awake" (Kate McDonald, H. Yamamoto) - 4:21
  9. ノー・ロング・ノー・ライト - "No Wrong No Right" (C. Cornell, H. Yamamoto) - 4:47
  10. アンカヴァード - "Uncovered" - 4:30
  11. ビッグ・ダム・セックス - "Big Dumb Sex" - 4:11
  12. フル・オン - "Full On (Reprise)" - 2:42

他メディアでの使用例

参加ミュージシャン

脚注

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