ラージャー (インドライオン)
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2008年2月11日 よこはま動物園ズーラシアで生まれる。
父はヨハン、母はウーマ。[5]姉はガウリー、パールヴァティ、サティ。[6]アンカーシュ[7]、シャクティ、アニタ、モハン[8]は異母兄弟。同日に生まれたオスの一頭は死亡していた。かなり身体が冷えていたことから飼育員による人工哺育となる。[9]
建国記念日に生まれたことから、当初はケンちゃん、ケンケンなどと呼ばれていた。その後、よこはま動物園ズーラシアで愛称募集が行われ、スーラジ(ヒンディー語の「太陽」)、ドースト(ヒンディー語の「友だち」)、ラージャー(ヒンディー語の「王様」)の3つの候補からラージャーと名付けられた。[10]
郵便局株式会社 南関東支社により発売された横浜市内の動物園3箇所の動物を題材とした[11]オリジナルフレーム切手「絶滅の危機にある動物たちⅡ」にインドライオンとしてラージャーの幼少期の写真が使用される。(発行2008年12月12日)
よこはま動物園ズーラシアに設置されていた水堀(ウェットモート)に落ちる。電気柵などの対策がなされた後もラージャーには効果がなく、3回落ちてしまう。[12]蝶を追いかけていたとも言われ、このことからおっちょこちょいと言われるようになる。次第にバックヤードに籠るようになり、バックヤードツアー以外で会えない幻のライオンとも言われた。
2014年よこはま動物園ズーラシアにアフリカサバンナがオープンする際、野毛山動物園にいたアフリカライオンが2頭よこはま動物園ズーラシアに移動。代わりにラージャーはモートのない野毛山動物園に移動。[13]
毎年開催されていた誕生会には多くの人が駆けつけた。[14]2014年度、野毛山動物園の入園者数は32年ぶりに100万人[15]を超えている。2015年、共同募金のPR大使を務めた。[16]
飼育員により、ハズバンダリートレーニング(受診動作訓練)の様子が頻回に公開[17]されており、一般市民が動物福祉を知る機会となった。
大創出版『こどもしゃしんブックどうぶつ』にライオンとして写真が掲載。黄金町バザールでは、SUZUKIMIさんにより、牛乳パックやペットボトルを使って動物を描き、人間の消費活動に対して疑問を投げかける作品[18]に描かれポストカードとしても販売された。
人工哺育で多くの飼育員、市民に愛され、死亡後には各飼育員がその思いをブログに綴った。[20][21][22][23][24]ライオン舎では、ありがとうラージャー展[25][26]が開かれ多くのファンが別れを惜しんだ。[27][28]
2024年7月には、リト@葉っぱ切り絵さんによる初の動物園コラボイベントが開催[29]、講談社『葉っぱ切り絵いきものずかん』の表紙には、扇風機に正面からあたるのが大好きだったラージャーと思われるライオンと扇風機が描かれている。[30]
ラージャーの誕生以降、インドライオンの日本国内での繁殖はなく、その死後、2024年9月現在、野毛山動物園で飼育しているライオンはいなくなり、日本国内でインドライオンに会える動物園はよこはま動物園ズーラシアのみとなった。[31]
脚注
- ↑ “インドライオンの「ラージャー」が死亡しました”. 横浜市緑の協会. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “ズーラシアから野毛山動物園へ引っ越しました”. よこはま動物園ズーラシア. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “野毛山動物園とは”. 野毛山動物園. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “さよなら「野毛山の王子」 インドライオンのラージャーが死ぬ”. 朝日新聞デジタル. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “ラージャー、13歳になりました”. 野毛山動物園. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “インドライオン3姉妹の話”. よこはま動物園ズーラシア. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “インドライオンの「アンカーシュ」が死亡しました”. 横浜市緑の協会. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “インドライオンの赤ちゃん、公開!”. 東京ズーネット. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “インドライオンの「ラージャー」誕生日会”. 野毛山動物園. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “約8年ぶりに誕生したライオンの赤ちゃんが公開 - よこはま動物園ズーラシア”. マイナビニュース. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “オリジナルフレーム切手『絶滅の危機にある動物たちⅡ』の発行・販売について”. 日本郵便局 (2008年12月12日). 2025年6月4日閲覧。
- ↑ “インドライオンの「ラージャー」誕生日会”. 野毛山動物園. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “インドライオンの「ラージャー」誕生日会”. 野毛山動物園. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “2月11日といえば”. 野毛山動物園. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “野毛山動物園の入園者数が32年ぶりに100万人突破”. ヨコハマ経済新聞. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “ラージャーくんに感謝状”. タウンニュース. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “インドライオン「ラージャー」の採血”. 野毛山動物園. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “街中で楽しむアート 黄金町バザール開催中 横浜”. 朝日新聞デジタル. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “記者発表資料:野毛山動物園 インドライオンの「ラージャー」が死亡しました”. 野毛山動物園. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “【しましま便り&...】変わっていくこと、変わらないこと”. 野毛山動物園. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “ラージャーとの1年3ヶ月”. 野毛山動物園. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “ありがとうラージャー”. 野毛山動物園. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “愛され王子逝く”. 野毛山動物園. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “香雪蘭”. 野毛山動物園. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “「ラージャーありがとう写真展」その2”. 野毛山動物園. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “「ラージャーありがとう写真展」その1”. 野毛山動物園. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “「野毛山の王子」忘れないよ インドライオンのラージャー天国へ 在りし日しのび写真展”. 東京新聞WEB. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “「野毛山の王子」ラージャーしのぶ 16年の軌跡振り返る写真展盛況”. 朝日新聞デジタル. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “動物園とのコラボは初めて!「葉っぱ切り絵アーティスト」リトさんと”. 野毛山動物園. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “愛され王子逝く”. 野毛山動物園. 2024年9月4日閲覧。
- ↑ “「野毛山の王子」ラージャーしのぶ 16年の軌跡振り返る写真展盛況”. 朝日新聞デジタル. 2024年9月4日閲覧。