レリア属

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図版・レリア・スペシオサ

レリア属 Laelia (L.) はラン科植物の属の1つ。カトレア類の1つで、カトレア属との間では種の行き来が多い。美麗種も多く、属間交配品も多数作出されている。

着生、時に岩生の多年生草本[1]。偽鱗茎は円柱形や紡錘形などをしており、その先端に1枚か2枚のをつける。葉は肉厚となっている。花茎は偽鱗茎の先端から出る[2]。.花序総状花序で花色は白、黄色、ピンクなど多彩。萼片と側花弁はほぼ同型か、側花弁が幅広い。唇弁は3つに割れ、側裂片は蕊柱を包むように曲がり、基部は狭まる。蕊柱は長くて先端に鋸歯がある。

学名はローマ神話の竈の神ウェスタに仕えた乙女の一人の名にちなんでいる。

分布

メキシコから熱帯アメリカにかけて分布している[3]

分類など

本属はカトレア属に近いもので、元々はカトレア属に似ていて花粉塊が8個のものをここに含めた[4]。この時期にはカトレア属では花粉塊は4個とされており、この違いで属を分けたものである[5]。しかし分子系統などの解析が行われるとこのような枠組みが系統関係を反映しないことが明らかとなり、この類の分類体系は大きく変わり、本属の範囲も大いに変更を受けた。具体的にはこれまで本属とされたものの内でブラジル原産の種がカトレア属に移された[6]。他方でションバーキア属 Schomburgkia は熱帯アメリカ産のもので、やはりカトレアに似た姿で、花茎が長く直立し、その先端に10輪以上の花を付け、また花被片の縁が捻れて波打つ特徴を持つもので、約17種が知られていた[7]が、現在ではこの属一部が本属に移されている[8]。そのために土橋(1993)では本属の種数を30~100種とし、唐澤監修(1996) では約50種としていたのが土橋(2022)では24~30種となっている。

下位分類

本属のタイプ種はスペシオサ L. speciosa である[9]。以下のような種が知られている。

  • Laelia
    • Laelia albida Bateman ex Lindl. 1839
    • Laelia anceps Lindl. 1835
    • Laelia aurea A.Navarro 1990
    • Laelia autumnalis (Lex.) Lindl. 1831
    • Laelia colombiana J.M.H.Shaw 2008
    • Laelia elata (Schltr.) J.M.H.Shaw 2009
    • Laelia eyermaniana Rchb.f. 1888
    • Laelia furfuracea Lindl. 1839
    • Laelia gloriosa (Rchb.f.) L.O.Williams 1860
    • Laelia gouldiana Rchb.f. 1888
    • Laelia × halbingeriana Salazar & Soto Arenas
    • Laelia heidii (Carnevali) Van den Berg & M.W.Chase 2004
    • Laelia lueddemannii (Prill.) L.O.Williams 1940
    • Laelia marginata (Lindl.) L.O.Williams 1941
    • Laelia mottae Archila, Chiron, Szlach. & Pérez-García 2014
    • Laelia moyobambae (Schltr.) C.Schweinf. 1944
    • Laelia rosea (Linden ex Lindl.) C.Schweinf. 1967
    • Laelia rubescens Lindl. 1840
    • Laelia schultzei (Schltr.) J.M.H.Shaw 2008
    • Laelia speciosa (Kunth) Schltr. 1914
    • Laelia splendida (Schltr.) L.O.Williams 1941
    • Laelia superbiens Lindl. 1840
    • Laelia undulata (Lindl.) L.O.Williams 1941
    • Laelia weberbaueriana (Kraenzl.) C.Schweinf. 1944

利用

出典

参考文献

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