かつての仲間・マンドラレンが難題を抱え込み、ならず者のミンブル人貴族と内戦状態に陥りそうになったとき、彼がとった行動は『和解のための交渉』ではなく、『友への支援』であった。よりによって、彼は弓兵隊を率いてマンドラレンに加勢していたのである。結局、この内戦を鎮めるために現地に赴いた親友ガリオンに、マンドラレンともども叱られることとなる。これが『マロリオン』で彼が起こした最大最悪のトラブルである。
ガリオンと彼の妻セ・ネドラ(Ce'Nedra)との間に息子ゲラン(Geran)が誕生したとき、妻子を連れてリヴァまでお祝いに行った(このとき、マンドラレンをはじめとする他の仲間にも子供がいた)。
かつての仲間たちとともに、急成長しつつある熊神教徒の動向を知った時、彼は他の仲間たちの例にもれず、チェレクのジャーヴィクショルムにある熊神教徒の造船基地の襲撃に陸上から参加したり、ドラスニアのレオンにある熊神教徒の本拠地の襲撃にも協力した。レオン襲撃が終わったあと、ケルの女予言者シラディス(Cyradis)が現れ、ガリオンの息子ゲランを誘拐したのがザンドラマス(Zandramas)であることを知らされる。すぐにガリオンとともに探索に出ることを決心するが、彼女から今回の件については『予言』に名前が挙がっておらず、仮に同行すればガリオンに悲劇が訪れることを知らされ、やむなく参加を諦めざるをえなくなる。
だが、バラク(Barak)をはじめとするほかの仲間同様、簡単に支援を諦めない。バラクの息子ウンラク(Unrak)の一言がきっかけで、バラクの操る戦艦《海鳥号》に乗り、「ガリオン一行と合流しないよう」、彼らの足取りを求めてマロリーへ向かう。この集団失踪事件はアローン人国家の長の頭痛の種になる。
やがて、すべてを終えたガリオン一行を『もはや存在しない場所』で見つけ、《海鳥号》で救助したあと、ペリヴォー島に立ち寄る。その道中、従兄弟トラシンの命を奪ったマロリー軍を率いていたマロリー皇帝ザカーズ(Zakath)に激しい怒りをおぼえ、報復しようとするも止められる。『ダル・ペリヴォーの講和』ではマンドラレンがアレンディアの代表をつとめてくれたので、彼は関与しなかった。そして、ボー・ミンブルで《海鳥号》から降り、親友たちにしばらくの別れを告げるのだった――。