レンフェ598系気動車
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| レンフェ598系気動車 | |
|---|---|
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598系(2010年撮影) | |
| 基本情報 | |
| 所有者 | レンフェ |
| 製造所 | CAF |
| 製造年 | 2004年 - 2005年 |
| 製造数 | 21編成(3両編成21本) |
| 主要諸元 | |
| 編成 | 3両編成(M1c + R + M2c) |
| 軌間 | 1,668 mm |
| 最高速度 | 160 km/h |
| 減速度(常用) | 0.96 m/s2 |
| 減速度(非常) | 0.96 m/s2 |
| 編成定員 | 着席188人+車椅子スペース1人分 |
| 車両定員 |
先頭車(M1c車) 着席56人+車椅子スペース1人分 先頭車(M2c車) 着席58人 中間車(R車) 着席74人 |
| 車両重量 |
先頭車(M1c、M2c車) 54.0 t 中間車(R車)43.8 t |
| 編成重量 | 151.8 t |
| 編成長 | 75,930 mm |
| 全長 |
先頭車(M1c、M2c車) 25,425 mm 中間車(R車) 23,480 mm |
| 全幅 | 2,940 mm |
| 全高 | 4,170 mm |
| 車体 | 軽量アルミニウム合金 |
| 車輪径 | 850 mm |
| 固定軸距 | 2,500 mm |
| 台車中心間距離 |
先頭車(M車) 17,734 mm 中間車(R車) 18,000 mm |
| 軸重 | 12.6 t |
| 機関 | MAN D 2879 LUE 605(2,000 rpm) |
| 機関出力 | 338 kW |
| 変速機 | Voith T211 RE3+KB190+PTO |
| 出力 | 先頭車(M車) 676 kW |
| 編成出力 | 1,352 kW |
| 制動装置 | 油圧ブレーキ、空気ブレーキ、ディスクブレーキ |
| 備考 | 主要数値は[1][2][3][4][5][6]に基づく。 |
レンフェ598系気動車(レンフェ598けいきどうしゃ)は、スペインの国有鉄道であるレンフェが所有する気動車。中距離列車向けに開発された経緯を持ち、2004年から営業運転を開始した[1][7]。
2001年、レンフェはCAFとアドトランツ(現:アルストム)との間に、車体傾斜システムを搭載した地域輸送向けの新型気動車の導入契約を交わした。これを基に開発が行われたのが598系である[7]。
3両編成を組み、ディーゼルエンジンを搭載する2両の先頭車(M1c車、M2c車)と動力を持たない中間車(R車)で構成され、総括制御により最大3編成まで連結運転が可能である。車内の座席配置は2 + 2人掛けのリクライニング式クロスシートを基本としており、向かい合わせとなっている一部の座席を除き、各座席には折り畳み式テーブルが搭載されている。頭上にはルーフラックが設置されている他、各車両に1箇所設置されている乗降扉付近には手荷物が収納可能な荷物棚が存在する。また、先頭車のうち「M1c車」にはバリアフリー対応トイレや車椅子スペース(1人分)が、「M2c車」にはトイレや6台分の自転車用スペース、飲食物を購入可能な自動販売機が設置されている[1][3][8][9]。
軽量アルミニウム合金製の車体は流線形状のデザインが採用されており、空気力学的に適した構造となっている。また、衝突時の安全性を向上させるため、前面のオイルダンパーやクラッシャブルゾーン、ハニカム構造を採用し、エネルギーを吸収する事で事故の影響を抑える。先頭車にはMAN製のディーゼルエンジン(D 2879 LUE 605)が2基搭載され、フォイト製の油圧式トランスミッションやカルダンシャフトを介して動力が台車に伝達される。円陣をレイク約する水冷式クーラーは屋根上に設置されている。一方、車内電力を供給する補助電力は、これとは別個に設置された出力230 kWのディーゼルエンジンを用いた発電機から供給されており、冗長性を確保するため2組の発電機構が搭載されている。また、598系には「SIBI」と呼ばれる車体傾斜システムが設置されている。これは車両のコンピュータに記録された走行経路に関する事前情報とGPSによる位置情報に基づき、速度や曲線の半径に合わせて適切に車体を傾かせる機構で、乗り心地の向上と速度の維持が両立される[1][2][8][10]。
最初の車両は2004年に導入され[注釈 1]、試運転を経て同年12月から順次スペイン各地で営業運転を開始した。当初、598系を用いた列車は「ネクシオ(Nexios)」という独自の種別で呼ばれていたが、翌2005年からは「R-598」に名称が改められている[7][11][12][13][14]。
