ロイター飛行
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滞空時間
多くの飛行時に考慮されるのが飛行距離の最大化であるのに対し、ロイター時には滞空時間の最大化(最適化)が必要とされる。
滞空時間は次のように求められる[1]。燃料を消費するにつれて重量が小さくなるため、積分が必要になる。
- E (Endurance): 滞空時間
- C (specific fuel Consumption): 燃料消費率
- L (Lift): 揚力
- D (Drag): 抗力
- T (Thrust): 推力
- Wi (initial Weight): ロイター開始時の重量
- Wf (final Weight): ロイター終了時の重量
とする。
単位時間に燃やされる燃料 dW によって飛行できる滞空時間 dE は、
で表される。ここで、定常水平飛行では揚抗比と推力を重量で割った値が等しいこと ( L/D = T/W ) を使った。dE を dW について積分して、
を得る(ln は自然対数 (natural logarithm))。
詳細は省くが、ジェット機の場合は揚抗比 (揚力と抗力の比 L/D) を最大にしたときに、プロペラ機の場合は出力を最小にした時に滞空時間は最大となる(このときの揚抗比は最大揚抗比の86.6 %)。
エンジン停止

複数のエンジンを装備した航空機ではアイドリング状態でも燃料消費量が無視できないため、高度その他の条件を満たせばエンジン停止を行うこともある。これにより単位時間当たりの燃料消費量を下げることが可能となるが、これは航続距離を最長とするための航法とは異なる。すなわち、ロイター状態では速度が低く、高度もとれないので、この状態で巡航しても、その間に飛行できる距離は必ずしも最長とはならない。
プロペラ機ではエンジンが対応している場合、停止後にプロペラ角をフルフェザー(風とブレード面をほぼ平行)にすることで、抵抗を抑えることが可能なため有効であるが、ターボファンエンジンは停止しても内部のファンが内部に流入した空気で回転し抵抗となるためエンジンを停止せず出力を絞るだけに留める。