ロバート・スリムバック
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ロバート・スリムバック | |
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| 生誕 |
1956年12月15日(69歳) |
| 職業 | 書体デザイナー(1987年 - ) |
| 雇用者 | アドビ(1987年 - 2025年) |
| 受賞 | フレデリック・W・ガウディ賞、シャルル・ペイニョ賞、SoTAタイポグラフィ賞、TDC2賞 |
ロバート・ジョセフ・スリムバック(Robert Joseph Slimbach、1956年12月15日 - )[1]は、アメリカ合衆国の書体デザイナーであり、1987年から[2]2025年まで[3]アドビで書体開発責任者を務めた。彼の作品は書籍制作の現場で広く採用されており[4]、数多くの賞を受賞している。
イリノイ州エバンストンに生まれ[5]、南カリフォルニアで育つ。体操競技のスポーツ奨学金を得てカリフォルニア大学ロサンゼルス校を卒業後、当初はポスターやグリーティングカードを制作する小規模シルクスクリーン印刷所を経営し、グラフィックデザインとタイポグラフィへの関心を深めた。1983年から1985年にかけて、カリフォルニア州ニューベリーパークのオートロジック社で書体デザイナーとして勤務し、同時にカリグラフィーと書体デザインの知識を深めていく[6][7]。この時期に、後にアドビのタイポグラフィディレクターとなるサムナー・ストーンと出会い、アドビに招かれることとなる。1985年から1987年にかけてはフリーランスの書体デザイナーとして活動し、ニューヨークのインターナショナル・タイプフェイス・コーポレーション(ITC)のためにITC SlimbachとITC Giovanniをデザインした[8][9]。1987年以降はアドビシステムズに在籍し[1]、Adobe Originalsプログラムのために数々の成功作を生み出している。創作の重点は、伝統的な活字書体を基盤とする、古典的な趣をもつ本文用書体に置かれている。
アドビの書体開発責任者として、スリムバックはフォントの多言語対応、オプティカルサイズ、OpenTypeフォントにおける文脈依存グリフの活用を推進してきた[10]。2000年代以降、新作の発表間隔は長くなっている。これは、旧来の書体をより複雑なOpenTypeフォーマットへ改良する作業に多くの時間を費やしているためである。Type 1フォーマットの書体が通常200から500程度のグリフで構成されるのに対し、OpenTypeフォントは1,500から3,000のグリフを含む[11][12]。その一例として、Adobe Garamond(Type 1)からAdobe Garamond Pro(OpenType)が生まれ、さらに2004年には、より洗練されたGaramond Premier Proが発表された。
1991年、スリムバックは国際タイポグラフィ協会(ATypI)からシャルル・ペイニョ賞を授与された。この賞は、書体デザインに卓越した貢献を行った35歳以下の書体デザイナーに不定期に贈られるものである。また、彼の書体のいくつかは、タイプ・ディレクターズ・クラブ主催の年間コンペティションTDC²を受賞している[13]。
書体デザイナーとしての活動の傍ら、スリムバックは写真家としても知られており、特に白黒のポートレート作品で評価を得ている。
2025年5月、Adobe Typeの元マネージャーであるクリストファー・スライは、スリムバックがアドビを去ることになったとSNSに投稿した。スライによれば、スリムバックは定年を間近に控えていたものの、円満な退社ではなく解雇という形での退職となり、その処遇に対して失望しているという[3]。
