キャロル・トゥオンブリー
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- Adobe Caslon(1990年)
- Charlemagne(1989年)
- Lithos(1989年)
- Myriad(1991年、ロバート・スリムバックとの共同制作)
- Trajan(1989年)
キャロル・トゥオンブリー | |
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キャロル・トゥオンブリー作の書体見本 | |
| 生誕 |
1959年6月13日(66歳) |
| 出身校 |
ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン スタンフォード大学 |
| 著名な実績 | タイポグラフィ、デジタルフォント |
| 代表作 |
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キャロル・トゥオンブリー(Carol Twombly、1959年6月13日 - )は、アメリカ合衆国のデザイナーで、書体デザインで知られる[1][2]。1988年から1999年までアドビシステムズで書体デザイナーとして勤務し、その間にTrajan、Myriad、Adobe Caslonなど多くの書体の設計に携わった。
1999年初頭にアドビを退社し、書体デザインからも引退した。その後はテキスタイルやジュエリーなど、他のデザイン分野に活動の重心を移している[3][4]。
2016年には、ナンシー・ストック=アレンによる伝記が出版され、彼女の書体デザインにおける経歴がまとめられた[5][6]。
1959年6月13日、マサチューセッツ州コンコードに生まれる[7]。ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(RISD)に入学し、当初は彫刻を学んだが、のちにグラフィックデザイン専攻に変更して卒業した。
タイポグラフィへの関心を喚起し、創作上の刺激を与えた存在として、彼女は自身が勤務していた[8]スタジオを主宰したチャールズ・ビゲロウおよびクリス・ホームズ両教授の名を挙げている。また、在学中にRISDの客員講師であったゲラルト・ウンガーも、彼女の作品に影響を与えた[7]。
スタンフォード大学では、短期間で終了したデジタルタイポグラフィのプログラムに在籍し、計算機科学およびタイポグラフィデザインの理学修士号を取得して卒業した5人のうちの1人となった[3]。
経歴
トゥオンブリーは1988年にアドビシステムズ(現アドビ)に入社した。アドビでの最初のプロジェクトの一つがTrajanであった[9][10][11]。書体デザイナーとして、トゥオンブリーは歴史的な文字資料を綿密に研究し、そこから着想を得てデジタルフォントを制作した。1989年、彼女はトラヤヌスの記念柱に刻まれた古代ローマの碑文を現代的なデジタルデザインへと昇華させ、書体Trajanとして発表した[12]。
次に、カリグラフィー作家としての経験と古書体学への関心を生かし、カロリング朝時代のヴァーサル体(装飾的な大文字)をCharlemagneというデジタル書体として完成させた(同じく1989年)。この書体の典拠は、大英図書館所蔵のアングロサクソン時代の聖エゼルウォルドのベネディクショナルの一葉である[13]。同様に、Lithosも歴史的な先例に基づいているが、特定のモデルではなく、古代ギリシアの碑文全般から着想を得ている[13] 。アドビはTrajan、Charlemagne、Lithosを「現代によみがえる古代書体」として市場に送り出した[14]。
また、Adobe Caslonのデザインにあたっては、18世紀のウィリアム・カスロンによる著名な活字を詳細に検討し、現代的なデジタル版として再現した[15]。サンセリフ体のMyriadはロバート・スリムバックとの共同制作であり、彼女にとって初の完全オリジナル書体デザインとなった[16]。
受賞歴
1984年、トゥオンブリーは初めて参加した国際的な書体デザインコンペでモリサワ賞の金賞を受賞した[17]。その後、このコンペの主催者である日本の写植機メーカー、モリサワが彼女の応募作品のライセンスを取得し、Mirarae書体として発売した。
また、1994年には国際タイポグラフィ協会(ATypI)が授与するシャルル・ペイニョ賞を受賞した。この賞は35歳以下の有望な書体デザイナーに贈られるもので、彼女は女性として初、アメリカ人としては2人目の受賞者となった[3]。
トゥオンブリーによる書体

- Adobe Caslon(1990年)
- Californian FB(ローマン体のみ)
- Chaparral(1997年)
- Charlemagne(1989年)
- Lithos(1989年)
- Mirarae(1984年)
- Myriad(1991年、ロバート・スリムバックとの共同制作)
- Nueva(1994年)
- Trajan(1989年)
- Viva(1993年)
トゥオンブリーのアートディレクションの下、アドビ社では1880年代のアメリカにおける木版活字のディスプレイ書体を復刻するプロジェクトが実施された。Ponderosa、Pepperwood、Zebrawood、Rosewoodといったフォントがこれに該当する[18][19][20]。
このシリーズの後、彼女はアドビのためにさらに2種の書体をデザインした。一つはオリジナルデザインのNueva、もう一つは19世紀のスラブセリフ体と16世紀のローマ様式の手書き書体を参照したChaparralである。Chaparralは、カリグラファーのリンニア・ランドクイストと共同でデザインされた[21]。