ワライカワセミ

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ワライカワセミ(笑い翡翠・学名Dacelo novaeguineae)は、ブッポウソウ目カワセミ科に分類される鳥。人が大笑いしているような「ウワハハハハ……」と聞こえる独特の大声でさえずることからこの名がある。

全長は65センチメートル[1]ハトカラスの中間くらいの大きさであり、カワセミ科の中では最大の種類である。

くちばしが短くて太く、くちばし上部は黒色で、下部は肌色。頭部と腹は白いが、黒褐色の過眼線があり、冠羽は黒褐色の斑が混じる。翼を含む背面は濃褐色で、翼の中ほどの小雨覆および中雨覆と腰に水色が混じる。尾羽は茶褐色で、黒色の帯が7本前後はいる。尾羽の先端部は白色。

分布

オーストラリア北東部のヨーク岬半島から南オーストラリア州アデレード付近にかけて。また、西オーストラリア州南西部やタスマニア島カンガルー島ニュージーランドにも移入され、分布を広げている[2]

亜種

  • D.n.novaeguineae:基亜種。
  • D.n.minor:ヨーク半島亜種。基亜種よりも小型。

生態

森林地帯から、木がまばらに生える草原まで様々な環境に生息するが、都市部にも進出している。大声でさえずって縄張りを誇示するが、このさえずりが人間の笑い声に似ている。特徴的な鳴き声から、動物園などでも飼育される。

繁殖期は夏で、は木のうろに作る。通常、2 - 4つの白い卵を産む。繁殖に参加しない個体が、抱卵や給餌を手伝う。巣立ち後も、繁殖に参加しなかった個体が、天敵から若鳥を守ることが知られている。非繁殖期も家族で生活し、通常、一生涯をその土地で過ごす。寿命は20年前後。

木の枝などに止まって獲物を探し、獲物を見つけると飛びかかり、大きなくちばしで獲物を捕える。日本のカワセミのように水に飛び込んでを捕食することは稀で、通常は地上で獲物を捕える。昆虫類からネズミヘビに至るまで様々な小動物を捕食し、小鳥の巣を襲うこともある。

近縁種

ワライカワセミ属(Dacelo 属)は、他にも3種類が知られる。

アオバネワライカワセミはオーストラリア、アルーワライカワセミとチャバネワライカワセミはニューギニアに分布している。

保全状態

関連項目

参考文献

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