七大寺年表
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七大寺年表(しちだいじねんぴょう)は、平安期に成立した僧伝史料のひとつ。天武天皇11年(682年)の薬師寺建立から、延暦21年(802年)の最澄渡海の勅許に至る、仏教関係の記事を編年体で記した史料であり、おもに南都七大寺(東大寺・興福寺・元興寺・大安寺・西大寺・薬師寺・法隆寺)諸僧の僧綱補任を取り扱っている。古代における僧伝史料の基本的なものとして知られている。原本は愛知県名古屋市の真福寺に蔵されており、重要文化財に指定されている。また、『続群書類従』釈家部に収められている[1][2]。その成立については長く不明瞭であったが、平田俊春の研究により、東大寺東南院院主である恵珍が、永万元年(1165年)に著した『僧綱補任』の残欠本であることが定説となっている[1][3]。