三姫
歌舞伎の役柄
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経緯
八重垣姫
時姫
雪姫
雪姫(ゆきひめ)[4]は『祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)』(中邑阿契・豊竹応律・黒蔵主・三津飲子・浅田一鳥 合作、特に人気の高い四段目「金閣寺」の外題で知られる)に登場する人物。天下を目論む松永大膳(史実上を松永久秀を仮託)により足利将軍の母慶寿院とともに幽閉された絵師雪村の娘・雪姫と婿・直信。大膳は将軍家の画所・将監である雪村に金の龍を描かせようとしていたが雪村は従わず死んでしまったため、代わりにこの二人に描かせようとするがやはり従わない。さらに大膳は雪姫に我が物にしようとするが、大膳こそが父・雪村の敵であると見抜いた雪姫は斬りかかる。あえなく捕らえられ、桜の木に縄で縛りつけられた雪姫が、つま先で桜の花びらを集め鼠を形作る。するとその鼠に命が宿り姫を縛る縄を噛みちぎり、雪姫は夫直信の救出に向かう。(「爪先鼠」の場)「国崩し」と呼ばれる天下の大悪党を相手に立ち向かうなか、対面している相手が父の敵であること、夫を亡き者にしようとしていることなどを知らされ、激しく感情が動く様や、縄に縛られ身体の自由が利かないなかでの「描いた鼠に命が宿る」という神秘描写を含む演技などに高い表現力が求められる[5]。
