上八洞石
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歴史
初期の記載において、岩瀬と斎藤はこの鉱物の組成を H₆Na₂Ca₃Al₄F₅B₆O₂₀ という複雑なものと報告した。しかしその後、MooreとArakiは1972年の論文において、ナトリウムやフッ素は不純物によるものであると解釈し、上八洞石自体の理想組成は CaAlB₃O₇ であると提唱した。さらにAristarainとErdによる詳細な分析が行われた結果、1977年、国際鉱物学連合により、上八洞石は CaAlB₃O₇ を組成とする新鉱物として正式に承認された[4]。
その後、1990年代後半にミャンマーのモゴクで宝石品質の上八洞石が発見された。1998年には、14.02カラットの淡黄色透明なカット石が英国宝石学協会に持ち込まれ、天然の上八洞石と認定された。2006年以降、モゴク近郊のピャン・ギー鉱山から結晶標本が少量産出されているが、1cmを超える標本は極めて稀である。