下田丈
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北米モトクロスで史上最も印象的な活躍をしている日本人で、AMAスーパークロス/AMAモトクロス/AMAスーパーモトクロスの250ccクラスにおけるヒート優勝・総合優勝・ランキング2位を含め、日本人新記録の多くを塗り替えた[1]。2025年にはAMAスーパーモトクロス世界選手権において、日本人初となる北米モトクロス界でのタイトルを獲得した[2]。
全日本モトクロス選手権でタイトルを獲得してからAMAに進出した成田亮などの先輩達とは異なり、下田は10歳で家族と一緒に渡米して、アメリカでキャリアを積んだ[3]。序盤ではやや遅れをとるが、後ろから追い上げて勝つことが多い。
2022年全日本モトクロス選手権の第4戦名阪スポーツランド戦では、最高峰のIAクラス(450cc)にスポット参戦。ライバルを一周3~5秒引き離し、ヒート1では終盤転倒しつつも優勝。ヒート2はオープニングラップでコースアウトし最後尾に落ちたが、たった10分で全車を抜き去ってトップに立ち、最後は8番手までを周回遅れにして優勝を果たすなど、北米仕込みの異次元の力を見せた[3][4]。
モトクロス・オブ・ネイションズには日本チームの一員として参戦している[5]。
来歴
- 2013年
- 全米アマチュアモトクロス選手権(ロレッタリン) 65cc 3位
- ジュニアモトクロス世界選手権(チェコ) 65cc 5位
- 2014年
- 2015年
- 全米アマチュアモトクロス選手権(ロレッタリン) 85cc 3位
- 2016年
- リッキーカーマイケル・アマチュアスーパークロス(デイトナ) Supermini チャンピオン
- 全米アマチュアモトクロス選手権(ロレッタリン) Supermini チャンピオン
- ジュニアモトクロス世界選手権(ロシア) 85cc 2位
- ソアーウインターミニオリンピック(Mini O’s) スーパークロスSB2 チャンピオン
- 2017年
- リッキーカーマイケル・アマチュアスーパークロス(デイトナ) 250B 3位
- JS7スプリングチャンピオンシップ(フリーストーン) 250B 2位
- 全米アマチュアモトクロス選手権(ロレッタリン) 250B 3位
- 2018年
- 全米アマチュアモトクロス選手権(ロレッタリン) 250B 7位
- モンスターエナジーカップオールスターズ(ラスベガス) チャンピオン
- 2019年
- チーム「ガイコ・ホンダ」と契約しAMAプロデビュー[1]
- プロモトクロス250ランキング26位
- チーム「ガイコ・ホンダ」と契約しAMAプロデビュー[1]
- 2020年
- AMAスーパークロスデビュー
- スーパークロス250SXイーストランキング3位。ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得[8]。
- プロモトクロス250ランキング11位
- 2021年
- 2022年
- 2023年
- 練習中に転倒し骨折、AMAスーパークロス250ccクラスはほとんど欠場したが、イースト・ウェスト・ショーダウンでヒート優勝を果たした[11]。
- AMAモトクロス250ccクラスランキング3位。最終戦で2ヒートを制して完全勝利[12]
- この年開幕となった、AMAスーパーモトクロス(AMAモトクロスとAMAスーパークロスの上位者のみが参加できるプレーオフ)に日本人唯一の出場。開幕戦で最初のウィナーとなった[13]。惜しくもタイトルには届かずランキング2位で終えた。獲得賞金は25万ドル(約3600万円)[14]。
- チームHRCへ移籍。移籍後初戦の11月、スーパークロス・デ・パリ250ccクラスで6ヒート中4ヒートで1位となり総合優勝、「プリンス・オブ・パリ」の称号を獲得[15]。
- 2024年
- AMAモトクロスで1勝を挙げるものの、8月10日のAMAプロモトクロス第9戦で鎖骨を骨折。以降のレースを欠場したが、ランキング6位となった。
- AMAスーパークロスには復帰しフル参戦。1勝でランキング4位。
- プレーオフとなるAMAスーパーモトクロスでは3位を一度獲得し、ランキング4位となった。
- 2025年
- AMAモトクロスでは5勝を挙げ、ハイデン・ディーガンに次ぐ年間2位となった。
- AMAスーパーモトクロスではタイトル争いを展開。以前より確執のあったディーガンの脅迫めいた発言に対して「I don't speak English」と返すやりとりがあったという(下田談)。決勝でもディーガンの執拗な体当たり攻撃を受けたが、最後はディーガンが転倒し骨折。下田は逃げ切って完走し、日本人初となる北米モトクロスでのチャンピオンを獲得した。
- モトクロス・オブ・ネイションズでは、日本チームの一員としてMXオープンクラスにCRF450で参戦。450ccマシンでの初レースながら、レース1で2位、レース2で6位に入賞。日本チームの総合11位獲得に大きく貢献した[16]。
脚注
- 1 2 3 4 今週末、歴史的な瞬間が見られるのか。Off1独自現地取材、下田丈が挑戦するスーパーモトクロス OFF1 2023年9月23日閲覧
- ↑ 下田丈、ディーガンとのバトルを完全勝利し、自身初のチャンピオン獲得。AMA SMX 最終戦OFF1 2025年9月21日閲覧
- 1 2 これが世界レベルの実力!下田丈選手が全日本モトクロスに参戦した理由とは バイクのニュース 2023年9月23日閲覧
- ↑ 【MX2022】 第4戦 近畿大会>AMAで活躍する下田丈選手が全日本選手権に参戦! Youtube 2023年9月25日閲覧
- ↑ INFORMATION 2022 モンスターエナジー FIM モトクロス・オブ・ネイションズ MFJ公式レポート 2022年09月29日 MFJ公式サイト 2023年9月25日閲覧
- ↑ FIM ジュニア モトクロス ワールドチャンピオンシップ Team JAPAN 出場! mr.Bike 2023年9月23日閲覧
- ↑ いまさら聞けない、話題の下田丈くんてどんな子⁉︎ vol.2 世界の注目を浴びたジュニア世界選手権ヒート優勝 DIRT SPORTS 2023年9月24日閲覧
- ↑ 世界レベルへ挑戦するモトクロス界のホープ、下田丈を知るための9つのポイントOFF1 2023年9月24日閲覧
- ↑ 18歳の下田丈、AMAスーパークロスで日本人初優勝の快挙/第16戦ソルトレイクシティ1 AUTO SPORTS 2023年9月25日閲覧
- ↑ 下田丈、AMAプロモトクロス日本人初優勝 三重・鈴鹿出身「素晴らしい一日を過ごせた」 中日スポーツ 2023年9月23日閲覧
- ↑ 下田丈、復帰2戦目にてヒートレース優勝。マディのショーダウンはシングルフィニッシュ スーパークロスRd.14 OFF1 2023年9月25日閲覧
- ↑ 下田丈、最終戦をダブルウィンで制す OFF1 2023年9月25日閲覧
- ↑ 下田丈が総合優勝、カワサキUSA版 2023 AMAスーパーモトクロスプレーオフ1 Charlotteレポートムービー OFF1 2023年9月23日閲覧
- ↑ 250SMXレースビデオ&リザルト|2023 AMAスーパーモトクロス 最終戦 LAコロシアム THE NewsMoto 2023年9月25日閲覧
- ↑ 下田丈SX・デ・パリで勝利、Team Honda HRCデビュー戦を白星で飾るWEBオートバイ 2023年11月22日閲覧
- ↑ 総合11位を獲得、日本代表が2016年以来の快挙を達成【2025 Monster Energy FIM Motocross of Nations】 JMX 全日本モトクロス選手権シリーズ公式サイト 2025年11月25日閲覧
