不破亨
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業績
紫綬褒章受章の対象となった業績は、「DNA標識法及び遺伝子診断技術の開発」に関するものである。
従来、遺伝子の解析には、放射性物質で標識されたDNAが用いられていたが、取扱いの困難さや被曝・汚染の危険性など研究の発展に大きな制約があった。不破享は、非放射性物質によるDNA標識法を開発し、それを利用したMRSA診断薬やHLAタイピング試薬等の遺伝子検査薬を開発した。
また、このDNA標識法は、国内外13社にライセンスされ、世界中の遺伝子解析研究やゲノム解読研究にも利用されている。不破が開発した、安全で汎用性のある非放射性DNA標識法の開発によって、迅速・簡易で効率的な遺伝子検査が実現し、世界の遺伝子解析研究やヒトゲノム解析プロジェクトの推進に貢献した[1]。
1977年、合成遺伝子によってヒトのたんぱく質ソマトスタチンを大腸菌で生産した City of Hope National Institute 教授、板倉啓壱は不破亨の親友で、彼との長年にわたる共同研究は、「遺伝子工学」の確立と展開に寄与した。