膣内射精
性交における男性の射精形態のひとつ
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概要
避妊と責任の重要性
意図しないもの
男性が膣外射精(外出し)を意図してピストン運動を続けるが[注 1]、陰茎を膣から抜くのが遅れて膣内に射精してしまう場合や、快感から子宮口に亀頭を押しつけるようにしてむしろ膣奥に射精してしまう場合がある。また、小学生のカップルなど、精通を迎える前の男性が継続的にセックスをする関係にあった場合、絶頂に至っても射精をするとは思っていないため、避妊をせずに膣に陰茎を挿入したまま絶頂を迎えることがほとんどであるが、性交によって精通を迎える可能性があり、射出された精液(初精)によって意図しない膣内射精となる場合がある。
キンゼイ報告によると、男子の精通の契機の12.53%は女性との性行為によるものである。また、日本性教育協会が6年に一度行っている「若者の性」調査報告において、精通を迎える者が増え始める12歳男子の性交の経験者数は例年約1%程度存在する。
なお、意図せず膣内に射精してしまった場合は、シャワーやビデなどで膣洗浄を行い、アフターピルの処方を受けることで緊急避妊を行える[4]。ただし、妊娠するケースもある。
強制性交
男が女に対して性行為の強要すなわち強姦を行うとき、基本的に利己的行動であるがゆえに、女に配慮した避妊など考えることもなく膣内射精に及んでしまうのが、犯罪行為として普通である。しかし、強姦する者の動機について、たとえばアメリカでは「自己の性欲を満たすためというのもないわけではないが、(性暴力は[5])むしろ支配欲によって行われるものが多い」と考えられている[6]。
強姦されたうえに妊娠までさせられたとなると、大抵の被害女性は生涯にわたって深刻な精神的障害を被ることになる[7][8][9]。また、時代や地域社会によっては、さらに厳しい立場へ追い込まれたり、“不名誉をもたらした者”とみなされて取り返しのつかない二次被害(セカンドレイプ)を受けることさえある[10][11]。
強姦された時点で、被害者を被害者とみなさず、“強姦されるような淫猥さを世間に振り撒いて善良な男に悪心を起こさせた罪人”として、かえって処罰対象にしてしまう社会まで存在し、それらはイスラム教圏やヒンドゥー教圏の原理主義的社会にみられる[12][13]。
犯人の追及
1985年にイギリス人遺伝学者アレック・ジェフリーズが「DNA指紋法(DNAフィンガープリント法)」を発表すると[14]、警察の科学捜査[15] に導入され、DNA型鑑定法(DNA多型解析技術を用いた個人識別法)[14][16] の嚆矢となった。これ以降、DNA型鑑定法は徐々に発達していく。
日本では警察庁が1992年(平成4年)にDNA鑑定法に関するガイドラインを作成して全国の都道府県警察本部に通達したことで本格的活用が始まり[17]、顔など主要な情報が一切得られていない状況でも犯人の特定と検挙にたどりつける例が増えていった。
2000年前後になると分子生物学が飛躍的発展をみせる。犯人捜査におけるDNA型鑑定の精度が高まり、PCR法の発達もあって、毛髪や体液(唾液、精液、血液)でもDNA塩基配列を極めて正確かつ迅速、そして安価に解析できるようになった。
欧米およびキリスト教文化圏
キリスト教的な膣内射精を生殖行為と捉える考え方が基本的だった欧米、とくにカトリック系では婚外性交渉における膣内射精は長らくタブーとされていた(もちろん実際の性行為では行われてはいた)。
近年では、出演者の民族・宗教の多様化などの進展と経口避妊薬の普及により、欧米のポルノでも膣内射精の作品が多く視聴できるようになっている。
欧米では、性器にモザイク処理を施す義務が法律で定められておらず、交接部が隠されることのない状態で性行為が撮影される。また、男優が実際に射精する様子を鑑賞者が観れるので、疑似精液を膣に注入するなどの小細工はできない。
なお、英語圏のスラングでは膣内射精と肛内射精を併せて"internal cumshot"や"creampie"などと呼び、後者は膣や肛門から精液が溢れ出す様子を指すのに用いられることもある[18][19]。これは、精液をクリーム、女性器をパイに見立てている[20]。
創作物
現実の人間が直接リスクを負う必要性のない成人向け漫画(あるいはアダルトゲームやアダルトアニメ)において、中出しは主要なシチュエーションである。
また、誇張表現として液体を注入しているような音とともに射精し、多量の精液が溢れ出すシーンが描かれることがある。
歴史
1980年代以前の作品にも描写自体は存在していたが、ヒロインの妊娠があまり好意的に受け止められていなかったという背景もあり、強姦ものなどを除いてはメジャーな表現手法ではなかった。
1990年代以降には、表現技法として流行し始める。一水社の解説において、ブームの火付け役となった漫画家は当時ロリコン陵辱漫画を得意としていたゴブリン森口としている[21]。
2000年代頃には、ピストン運動中の膣内と陰茎の様子やその後における膣内射精の様子を断面視点から描く「断面描写」、屈曲位を男性の尻側から描く「種付けプレス」[注 2]、その逆に(ちんぐり返しに近い)騎乗位を女性の尻側から描く「種絞りプレス(逆種付けプレス)」などが用いられている。
表現手法
ヒロインの妊娠や出産といったプロセスそのものを主テーマとする作品(妊婦フェティシズム・母乳フェティシズム要素の強い作品など)では、非現実的な誇張表現が多く見られる。
例えば、断面図のカットインとともに、膣内射精とほぼ同時に精子が卵子へ到達・受精する様が描かれることがある。極端な事例では、魔術や超能力などを用いて受精卵の生成をその場で感知し、相手に感想を伝える描写も存在する。
また、非妊娠時であっても大量の射精によって腹部が妊婦のように膨張する描写や、ポルチオ責めの延長として亀頭が子宮頸部を突破し、子宮底まで突いた上で「子宮内射精」を行う(精液が卵管や卵巣にまで達する)など、ファンタジー特有の表現手法が用いられている。


