サル・類人猿・ヒトを含むヒト族において、S2領域はいくつかの「野」に分けられる[7]。
- 頭頂腹側野(PV野) ― 外側溝の入口付近に位置し、一次体性感覚野(S1)に隣接する野。
- 二次体性感覚野(S2野) ― PV野の後方に位置する。なお「S2野」(area S2)は、二次体性感覚野全体を指す「S2領域」(region S2)と混同しないよう注意が必要であり、S2野はS2領域の一部である。
- 腹側体性感覚野(VS野) ― 外側溝のより深部に位置し、外縁でPV野およびS2野に、内縁で島皮質に隣接する。
PV野とS2野はいずれも体表面の体部位局在地図を持つ。ヒトでの機能的神経画像研究により、PV野とS2野において顔は外側溝の入口付近に、手と足はより深部の溝内に表現されていることが明らかになっている。
PV野およびS2野の個々のニューロンは、広い体表面域からの入力を受け(「受容野」が広い)、スポンジで広い皮膚面をなでるような刺激に容易に反応する。
PV野はBA5および前運動野と密に結合している。S2野はBA1と結合し、特にBA3bと密に結合している。また、S2野はPV野・BA7b・島皮質・扁桃体・海馬へ投射している。
左右両大脳半球のS2野は密に結合しており、体の片側への刺激が両側の半球のS2野を活性化させる。