五百万石 イネの品種 From Wikipedia, the free encyclopedia 五百万石(ごひゃくまんごく)は、イネの品種の1つ。主に日本酒醸造に用いられる酒造好適米。新潟県で新200号と菊水を交配させて誕生した品種で、1944年に「交系290号」と系統名がつけられたが、栽培は第2次世界大戦で一時中断となった[1]。その後新潟県の奨励品種となり1957年に品種登録され、交配から20年近くを経て普及した[1][2]。その後は北陸を中心に普及し、2001年に山田錦に抜かれるまでは、酒造好適米としては長く作付け面積1位の座を守った[3][1]。2022年の生産量は2位[4]。 特性 千粒重25.8g[1]。寒冷地でも育つものの早生、耐冷性、耐倒伏性といった点に弱いものの、大粒で心白発現率は高くなっている[1][2]。心白が大きいため50%以上の高精白は難しく、高級酒には不向きではあるが、麹は作りやすい[1]。酒質はきれいで端麗なものとなる[1]。 五百万石の子孫の品種 古城錦(1968年、五百万石//青系50号)[5] 若水(1983年、あ系酒101//五百万石)[6] 兵庫北錦(1986年、なだひかり//五百万石)[6] 一本〆(1993年、五百万石//豊盃)[6] 石川酒30号(1993年、五百万石//華吹雪)[6] 越淡麗(2004年、山田錦//五百万石)[7] 人気しずく(2009年、五百万石の突然変異)[7] 出典 [1]酒米ハンドブック p.33 [2]近代日本の酒造り p.174 [3]酒米ハンドブック p.2 [4]資料2 酒造好適米の農産物検査結果(生産量)と令和4年産の生産量推計(銘柄別) 農林水産省 [5]酒米ハンドブック p.88 [6]酒米ハンドブック p.89 [7]酒米ハンドブック p.91 参考文献 酒米ハンドブック(副島顕子著 文一総合出版 ISBN 978-4-8299-1133-4 2011年7月) 近代日本の酒造り(吉田元著 岩波書店 ISBN 978-4-00-025934-7 2013年12月) 関連項目 酒米 Related Articles