五筆

From Wikipedia, the free encyclopedia

五筆(ごひつ)とは、筆画の形状(筆形)を5種類に大別して、それによって漢字を配列する方式をいう。日本ではあまりなじみがないが、中国ではとくに20世紀にはいってから発達した。

中華人民共和国の標準的な方法では、筆形を「横(一)・竪(丨)・撇(丿)・点(丶)・折(乛)」の5種類に分ける。「札」という漢字が横・竪・撇・点・折の順なので、札字法と呼ばれることもある[1]。右払い(捺)は点に、右上へのハネ(挑)は横に含める。古い方式では点が最初に来る(歴史の項を参照)。

漢字を配列するときにはまず初画の筆形を比較する(横画で始まる字が一番先に来る)。初画が等しい場合は同様に第2画、第3画……を比較する。

筆形による配列は簡便ではあるが、欠点もあるため(すべての画を比較するのは冗長、筆順に個人差がある、「山」の3画めのように竪か点かはっきりしない画がある)、それだけで用いることは少なく、他の配列方法の補助手段として(発音順や部首、総画などで同音ないし同画数の字を配列するのに使う)用いられることが多い。

1999年10月1日に公布された『GB13000.1 字符集漢字字序(筆画序)規範』(GF 3003-1999)[2]では、GBKの文字(20902字)について総画数と筆形を定義している。この規格では筆形が等しい場合の順序も定義されている[1]

入力方法として

五筆はコンピュータスマートフォンなどの中国語入力方法としても使われる。単純なものに五筆のそれぞれをテンキーの1から5までに配置して入力するものがある。香港で使われている九方輸入法中国語版は同様に五筆によっているが、テンキーの6-9を利用して部首を入力することで入力効率をあげている。

漢字を字根に分解する入力方法のうち、五筆字型入力方法鄭碼は字根の配列に五筆を利用している。

歴史

脚注

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI