現代漢語詞典
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歴史
『現代漢語詞典』の初版が出版されるまでには大きな曲折があった。
中華民国時代には巨大な『中国大辞典』の編纂計画があり、この計画自体は頓挫したが、1947年に『国語辞典』(全4冊)を出版することには成功した。
中華人民共和国成立後、1956年2月に国務院は普通話を普及する指示を発布し、同時に中国科学院(のちに中国社会科学院)語言研究所に対して普通話の規範を示すための中型辞典を作成させた[4]。『現代漢語詞典』という名称もこの指示に由来する。同年、語言研究所に詞典編輯室が作られ、上記の『中国大辞典』編纂処や新華辞書社(『新華字典』の編纂会社)を吸収した。
当初の予定では新しい辞典は1958年に出る予定だったが、現実にはデータの収集に時間がかかり、編集作業がはじまったのが1958年だった[5]。
最初の編集長は呂叔湘で、1960年に「試印本」が作られた。1961年からは編集長が丁声樹にかわり、1965年に「試用本」が完成したが、折あしく文化大革命にぶつかったために事業は頓挫した。1972年になると丁声樹が五七幹部学校から帰り、1965年の試用本を翌年に内部印刷したが、こんどは姚文元によって『現代漢語詞典』の批判キャンペーンがおこなわれ、ふたたびお蔵入りになった[6]。ようやく商務印書館から正式版が出版されたのは文革終了後の1978年だった。
初版の後、1983年には文革色を減らした版が出版された。その後は1996年に「修訂本」、2002年に「増補本」、2005年に「第5版」、2012年に「第6版」、2016年に「第7版」が出版されている。特に変更の大きかったのが第5版で、新語約6000の追加・古い語彙約2000の削除のほか、品詞の記載を加えた。
2002年には英訳をつけた版が外語教学与研究出版社より出版された。