伊勢谷宣仁
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オペラ活動概要
大学時代よりオペラ研究会に所属。大学4年の6月次に、当時舞台芸術界に新風を巻き起こした東京室内歌劇場から招請され参画。直後発足間もない文化庁と様々な折衝の中、文化庁芸術祭主催公演ブリテン作曲「真夏の夜の夢」をコーディネートしプロ活動を開始。以後、畑中良輔、栗山昌良、若杉弘、三谷礼二等の薫陶を永年受ける。
東京室内歌劇場においては主に古典、現代作品の海外の優れたオペラ作品を、日本初演として紹介。文化庁芸術祭主催公演、同協賛公演、また、文化庁子ども移動芸術祭での全国公演(合計45都市)都民芸術フェスティバルやテルアビブ、エルサレム、フランスの音楽祭や演劇祭にも参加。イスラエル・国際音楽祭ではR.バーンスタインや指揮者のウリ・セガル等と親交を深め「カーリュー・リヴァー」「人買い太郎兵衛」を1週間公演。12年でオペラ約80作品をコーディネート。
1978年より佐藤美子率いる創作オペラ協会の事務局長を兼務し、田中均作曲のオペラ「虎月傳」をコーディネートし、その成果で音楽の友社賞、レミーマタン賞、KLMオランダ航空賞を受賞。以降、コーディネートした作品において、サントリー音楽賞、紀伊國屋演劇賞、シャーロックホームズ賞、照明家協会賞等を相次いで受賞。1982年佐藤美子の願望だったパリ公演計画では、故ピエール・カルダンと交渉、エスパース・カルダンでの公演の同意を取り付けるも、同年6月、「虎月傳」公演直前のゲネプロの最中に心筋梗塞で倒れ、1ヶ月後に逝去。原嘉壽子のオペラ「祝い歌が流れる夜に」の台本を提案し、昭和57年度文化庁創作奨励特別賞受賞し同オペラを世に送り出す。特にB.ブリテンやC.オルフ、G.C.メノッティの多くの作品を日本初演するなど多数の作品を上演。他に自ら運営する新宿伊勢丹前の小劇場「モーツァルト・サロン」でも多くの作品を企画・演出。板東玉三郎の第一回リサイタルではオペラ「カーリュー・リヴァー」のコーディネータを担う他、武智鉄二とも同作品で協働。また来日したG.C.メノッティが自作のオペラ「領事」を演出した折には演出助手を担う。
1983年、横浜シティオペラ設立を主導。「白雪姫」、「ヘンゼルとグレーテル」(大野和士指揮)を実施。
1991年、オペラ季節館設立。三越横浜劇場にてオペラショウ「オズの魔法使い」を書き下ろし初演し旗揚げ。2年にわたり15回公演。オペラ歌手、器楽奏者。ダンサー等、100人以上が協働参画。1992年、春日部市の委嘱でオペラショウ「地球が泣いている」を初演、以後全国各地で公演。1996年、創立5周年、朝日新聞社主催で「オズの魔法使い」を4回公演。新聞発表で直ぐ売り切れ2回の追加公演。浜離宮朝日ホール。
1999年〜2011年、コカ・コーラウエストの社会貢献事業「ファミリィ劇場」で、オペラ季節館の作品が採用され、4作品製作し、全国で70公演を実施。同年、「オズの魔法使い」を有楽町朝日ホールで6回公演:朝日新聞社主催で完売。
2004年、「オズの魔法使い」を郷土の網走で公演。
2005年、豊橋市で「オズの魔法使い」を市民参加で開催。400人の市民参加希望者。2006年には「かるてっと♪」を実施。
2006年、「オズの魔法使い」を日比谷公会堂で4公演:朝日新聞社主催・助演:KONISHIKI。オペラ季節館の拠点(事務所・稽古場・倉庫)を新宿から東京都町田市に移す。
2008年、「歌の華祭」ブラジル公演。2013年、群馬県上野村において、標高800m、本物の森を舞台にオペラショウ「ヘンゼルとグレーテル」公演。2014年は日航機墜落の慰霊を兼ねて「かるてっと♪」を公演。
2016年、オペラショウ「観音抄」を初演。清水寺にて。
2021年、8月・町田市相原中央公園で野外オペラショウ「かるてっと♪」を2回公演。10月・世界遺産・京都仁和寺の国宝金堂を舞台にオペラショウ「観音抄」を公演。2022年、12月・八ヶ岳音楽堂においてプッチーニ曲「ラ・ボエーム」をオペラショウとして3公演。訳詞・演出・美術を担う。
2024年、4月・朝日新聞社の有する<有楽町朝日ホール・開館40周年記念事業>において「ラ・ボエーム」を6回公演。主催:朝日新聞社・オペラ季節館。9月・「裸の金次郎」を書き下ろし二宮金次郎の出身地小田原三の丸ホールで初演。
2025年、5月・世界遺産・安芸の宮島・大聖院で「観音抄」を公演9月・「裸の金次郎」を氷見市で2回公演、東京板橋区立会館で1回公演。自身の作品を含めて150以上のオペラ作品に企画・構成・演出等で関わる。この間、全国の公立劇場、新聞社、教育委員会、中学校、高等学校における芸術鑑賞会でも多数公演。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000560.000041063.htmlサンライズプロモーション東京[1]
https://artsinnovator.com/tokinohibiki2022/仁和寺
https://kumin.news/kanagawa/odawara/articles/791641小田原市民ニュース
主なオペラ演出作品
「海の子守歌」「フィガロの結婚」「コシ・ファン・トゥッテ」「魔笛」「ボエーム」「カヴァレリア・ルスティカーナ」「哀れな水夫」「行きつ戻りつ」「安田祥子のミニ・オペラ」「伊藤叔のオペラ」、「観音抄」「裸の金次郎」等々の他、オペラ季節館の全ての作品を演出。
設立したオペラ季節館ではオペラショウという形式で自ら脚色、作曲、演出、舞台美術を担い次々と作品を発表。処女作は「オズの魔法使い」。手書きした楽譜を、コンピューターを駆使して伴奏音楽の基本をつくる。それに数種の楽器をライブ補完することで、全体にコスト削減の一方で新たなサウンドを創出し、多くの公演を実現。全国の公共ホールや教育委員会、小・中・高校等での公演の他、朝日新聞社、北海道新聞社、神奈川県、コカコーラ・ウェストの主催による多くの公演を演出。特にコカコーラ・ウェスト社の社会貢献事業の一環としては、十余年にわたり70公演を滋賀県(びわ湖ホール)以南の各地の大劇場で公演し、演出を担う。
日本の歌を特集した「歌の華祭」はNHK交響楽団メンバー、女優の長山藍子、島田祐子等と共演し、日本各地やブラジルのサンパウロやロンドリーナ等でも公演、構成・演出を担う。
2013年より群馬県上野村の御巣鷹山の麓で、本物の森においてオペラ公演を演出。
地域活動の「第九のある音楽祭」では東京家政大学、法政大学等で演出・指揮も努める。
十日町市の市政50周年では新設のキナーレで林英哲、草刈民代、山口小夜子等と「炎」を構成、演出を担う。
事業・地方創生
1972年、24歳で有限会社プローベを設立、代表取締役に就く。レストラン・ジローの創始者沖宏治氏の後ろ盾もあり、新宿伊勢丹前で小劇場「モーツァルト・サロン」、レストラン・バーを12年間にわたり経営。1980年、新宿に稽古場スタジオ・プローベ(現新宿村スタジオ)を設立、1985年地主に譲渡。
1986年、横浜市政100周年の記念事業の策定を受託し基本構想を作成。横浜アリーナ開設、キリンビール創業100周年[2]。
1995年、旧松之山町に、旧分校を改装し芸術家の研修所「芸術季節館」を設立。
1996年、6月・同町のブナの森で「美人林Cocert」を企画・構成。この企画では新潟日報社が報道すると、役場に電話が殺到、大成功をおさめる。毎日新聞社、朝日新聞社が全国版で紹介により、「美人林」は一躍大観光地となる[3]。
1997年、8月・同町で「真夏の笑い祭典」を企画・コーディネート。「野村万作狂言公演」を昼夜2回公演。これも完売。以後2011年まで14回にわたり実施。隣町の旧川西二六公園のブナ林の企画も数年担う[4]。
2000年、旧松之山町の棚田休耕田の観光花園化を目的として、農業生産法人「エデンの棚田」を設立、代表取締役に就任。中越地震や相次ぐ災害もあって閉鎖。「樹の華」展を開催。十日町市商工会議所の顕彰を受ける。
元衆議院議員の山口敏夫氏率いる財団法人2001年日本委員会の企画を永年担う。
同法人で論文募集事業を元外務大臣・大来佐武郎、明治大学学長・岡野加穂留、中国大使・中江要介、読売新聞社等と協働。事業では当時東京大学大学院生の茂木健一郎(現脳学者)、医師で速読法の権威栗田昌裕等が<2001年日本賞>を獲得、世に送り出す。
2011年、東北大震災の翌朝、長野県栄村を襲った大地震では、隣町だったこともあって芸術季節館の建物にも亀裂、同年末閉鎖。
アート・コーディネーターとして板東玉三郎のリサイタル、人間国宝の狂言師野村万作の<舞台生活 60周年記念全国公演>等々の企画の他、各地の周年記念等の舞台作品も数多く構想、実施。また、朝日新聞社の有する二つのホールや北海道新聞社の企画、また、八ヶ岳音楽堂の企画を永年手がける。一方、小椋佳、デューク・エイセス、五十嵐喜芳、東敦子、栗林義信、倍賞千恵子等のコンサートを担う。2024年には人間国宝・野村万作氏の<舞台生活 90周年記念公演>をコーディネート。
1983年、1984年新宿芸術祭「フリンジ」を主宰。駅周辺の全ての百貨店と提携し、施設のあらゆる場所を舞台に音楽、舞台、写真、造形展等を10日間で約300公演を実施。
旧川西町における「ブナの千年の森Concert」を数次にわたって構成・演出。渡辺香津美、寺井尚子、クロード・チアリ、宗次郎、ヤドランカ、小松原庸子、等と共演。
2001年、「漫画集団創立70周年記念展」を朝日新聞と共催。 ちばてつや、やなせたかし、鈴木義司、はらたいら、サトウサンペイ、種村國夫等多数参画。
2008年、日伯交流100周年記念事業「歌の華祭」ブラジルのサンパウロ、ロンドリーナ、クリチーバで公演〜文化庁派遣事業。
又、十日町市の市政50周年では新設のキナーレで林英哲、草刈民代、山口小夜子等と「炎」を上演、演出を担う。同市合併10周年では、きよつ高原スキー場で「南こうせつwith仲間たち」公演をコーディネート。この間、有楽町マリオン、道新ホールの周年事業でも「三番叟」の公演。2017年、熱海市市政80周年記念事業「レーザー&スーパーライトショウ」を企画・構成・演出。「山下洋輔ジャズライブ」を熱海海岸の親水公園で実施。
2018年、伊豆国市、JRディスティネイション・キャンペーン記念事業において世界遺産韮山反射炉にて「人間国宝・野村万作」公演と「現代花展」を企画・制作・アートコーディネーターを勤める。勅使河原茜等が参画。
2020年夏、町田市相原公園において「森のシンフォニー」を企画・アートコーディネート。野外映画とブラックライトショー。
2021年、世界遺産・京都仁和寺で「国宝のある芸術祭」を企画。国宝金堂において自作のオペラショウ「観音抄」と雅楽、ご詠歌、声明そしてプロジェクション・マッピングを演出。帝国ホテル創業130年記念事業で「大前研一」講演を企画。文化庁日本博に因み「野村万作・萬斎大舞台写真展」を十日町市の段十ろうで開催。企画・デザインを担う。
2022年、ホテル椿山荘開業70周年記念「目白の森・芸術祭」の企画・製作協力。<野村万作・萬斎特別公演>を担う。世界遺産・京都仁和寺で「時の響き」で岸田繁、船越英一郎と共演し自作を6曲披露(https://artsinnovator.com/tokinohibiki2022/)。
2023年、十日町市の段十ろうにて「甦る万葉傳」を企画・演出。三遊亭竜楽と共演。
2025年、1月・練馬文化センターで「野村万作・萬斎大舞台写真展」を企画。2週間開催。10月・「熱海Artフリンジ」、<アジアの風>企画・アートコーディネート。
作曲
1991年、オペラ季節館設立を機に本格的に作曲活動。作曲は独学。クラシックとポップスの中間系を好む。早くからコンピュ–ター・ミュージックに関わる。岩下哲也氏、永野光博氏等と一部協働。複数の団体に書き下ろした作品の公演はオペラ、ミュージカル、人形劇等で年間500回公演以上に及んだ年もある。
デザイナー
学生時代から、多くのチラシ・ポスターをデザイン、舞台美術、衣装デザイン等を担い、今日に至る。プロジェクション・マッピング、フラワー・デザインもこなす。
その他
数次に亘り、フランス、イギリス、ドイツ、オーストリア、ハンガリー,中国、アメリカ、ギリシャ、エジプト、ブラジル、タイ、ミャンマー等々の舞台芸術を視察研修。音楽、舞踊、様々なフォーマンスの企画・コーディネート数は正確には不明なものの、劇場運営を含めると2400作品を超えると思われる。旧川西町のスーパーアマチュア劇団「かわにし夢きゃらばん」の指導・演出は30年に及ぶ。
ザ・コーラスマン「SAMURAI」音楽・演出は20年、市民音楽劇団「どれみ館」、新進の演奏家集団「シンフォニア・漣」を設立、指導にあたる。
教育者
昭和音楽大学、短期大学、大学院教授として「音楽人基礎」「アート・マネージメント」の講義をもつ他、キャリア支援を担う。ミュージカル・コースの責任者として芸術監督をつとめる他、大学全体の音響のプロジェクト・リーダーを務める。
また、鹿島建設、住友不動産、オリックス等々との協働でPFI事業に大学の代表としてソフト、ハード面で参画し、川崎市スポーツ・文化総合センター(カレッツ)建設・運営を受託。タイのチュラロコン大学と昭和音楽大学の提携を主導。
指定管理業務
作曲作品
全作品を脚色、演出。
- オペラショウ「観音抄」(2016年/作・作曲) 町田市相原/清水寺にて初演
- オペラショウ「オズの魔法使い」(全2幕/作・作曲)三越劇場・横浜で初演
- オペラショウ「銀河鉄道」(全1幕90分):ミュージカル・プラザの委嘱
- オペラショウ「奇跡の人」(全1幕90分 脚色・作曲)
- オペラショウ「地球が泣いている!」(全2幕/作・作曲):春日部市環境課の委嘱
- オペラショウ「オペラ座の怪人」(全2幕/脚色・作曲)
- オペラショウ ブレーメンの音楽隊より「かるてっと♪」:コカコーラ社の委嘱
- オペラショウ「シンデレラ物語」(全2幕/2008年/作・作曲): コカコーラ社の委嘱
- オペラショウ「ヘンゼルとグレーテル」(全/作・作曲):コカコーラ社の委嘱
- オペラショウ「裸の金次郎」(全2幕 2024年/作・作曲)小田原市にて初演
- 人形劇ミュージカル「地球が泣いている」:パペットの委嘱
- 人形劇ミュージカル「およげたいやき君」:アルプスの委嘱
- 人形劇ミュージカル「ピノキオの冒険」:ポポロの委嘱
- バレエ「青い鳥」:バレエ団の委嘱
- テクノ・クラシック・コンサート「愛の歌」16作品を作曲。
- Excite Classic Concert(2021年 7曲編曲)
- 他多数。
- 男声コーラス用の編曲も多数。
CD
DVD
- 「オズの魔法使い」:オペラ季節館
- ブレーメンの音楽隊より「かるてっと♪」:オペラ季節館
- 「歌の華祭」ブラジル公演:オペラ季節館