上昇に伴い変化する気圧に応じて適切な膨張比になるようしたり、段間部の全長を抑える目的で備えられる。
プラグノズルやエアロスパイクエンジンでは高度の上昇に応じて膨張比が適切に変化するが、従来のラバール・ノズルでは膨張比が固定されているので変える事ができない。そのため、ノズル下部に伸展機構を備えて膨張比を高める。液体燃料ロケットエンジンの伸展ノズルでは構造上、複雑な再生冷却機構は困難なため、フィルム冷却かアブレーション冷却が採用される。
シードラゴンの計画では、縦に伸びるのではなくノズル出口の直径が大きくなる伸展ノズルが考案、試作された。
1段目飛行中の際はロケット外壁に沿って円柱状に格納されていて、2段目の飛行時に傘のように円錐台へ展開される。
これによりノズル出口直径がロケット本体の直径よりも大きくなり、1段目飛行中は空気抵抗を抑えつつ、2段目飛行中に高いノズル開口比、比推力を実現させた。
格納時ノズルの内側に1段目先端部を収めることでロケットの全高も短縮されている。