似鳥昭雄
日本の実業家 (1944-)
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経歴
1944年に樺太で父・義雄と母・みつ子の間に長男として生まれた。昭雄の下に妹が2人と弟が1人いる。父・義雄は、似鳥コンクリート工業という土木会社を経営しており、戦後はシベリアに拘留されていたが1950年代前半に北海道へ戻った。第二次世界大戦中のソ連による樺太侵攻により一家は北海道へ引き上げ、昭雄たちも父の故郷である現在の石狩市花畔を経て、札幌市で育った[4][5]。昭雄は1962年に北海道工業高等学校(現:北海道科学大学高等学校)を卒業し、1966年北海学園大学経済学部を卒業[6]。大学卒業後は広告会社に勤めるが仕事が獲れず半年で解雇となり[7]、叔父(父の弟)の会社で一時期土木の仕事をしていた。その後、23歳で似鳥家具店を創業。
1972年、家具業界向けのアメリカ・ロサンゼルスへの研修セミナーに参加し、アメリカの豊かさを見て人生観が変わる。帰国後、家具のチェーンストアを志し、株式会社ニトリを設立した。将来、世界5万店舗を目標にしている。経営コンサルタントの渥美俊一を生前から師と仰ぐ。
1994年札幌商工会議所常議員。2004年北海道経済連合会常任理事、札幌交響楽団理事。2007年在札幌フランス名誉領事。2008年日本経済団体連合会理事、全国旅行業協会理事、民間外交推進協会理事。2010年日本チェーンストア協会副会長[6]。2021年学校法人亜細亜学園理事。
母校である北海学園大学に寄付講座を開講していたほか、私財を投じて留学生のための奨学基金を設けるなどの社会貢献活動も行っている。2008年からはJリーグコンサドーレ札幌のメインスポンサーとなり、高額のスポンサー料の他、選手の人件費や勝利給に使用することを条件に、1億円を寄付したこともある。北海学園大学同窓で新進党の元衆議院議員である長内順一を顧問として招聘したのを機に中央政界や地元財界への接近を強め、安倍晋三の有力な支援者となるなど、北海道の政商としての存在感を示している[8]。
2015年、日本経済新聞の「私の履歴書」に連載を開始。大きな反響があり、それをまとめた本も出版された[9]。その著述の内容の一部について、実母から事実誤認のクレームを受けている[10]。また、同年10月13日にフランス共和国レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章[11]。同年11月18日、フランス名誉領事を離任(後任はフルテック株式会社の古野重幸)[12]。
2018年頃、テレビ番組での発達障害に関する特集が切っ掛けで専門医などによる診断を経て、注意欠陥・多動性障害(ADHD)であることが判明したことを公表している[13]。ただし、先述の実母から指摘された事実誤認とADHDとの関連については不明である。
略歴
- 1944年 樺太で生まれる
- 1962年 北海道工業高等学校卒業[6]
- 1964年 札幌短期大学卒業、北海学園大学編入
- 1966年 北海学園大学経済学部卒業[6]
- 1967年 似鳥家具店を札幌で創業[6]
- 1972年 ニトリ(現・株式会社ニトリホールディングス)設立、専務取締役[14]
- 1978年 ニトリ代表取締役社長[14]
- 1994年 札幌商工会議所常議員[6]
- 2000年 キャリアバンク取締役[15]
- 2003年 マルミツ取締役[14]
- 2004年 北海道経済連合会常任理事[6]、札幌交響楽団理事[6]
- 2005年 秋の栄典で藍綬褒章を受章
- 2007年 ニッセンレンライフ取締役[6]、在札幌フランス名誉領事[6](名誉領事は2015年まで在任[12])
- 2008年 日本経団連理事[6]、全国旅行業協会理事[6]、民間外交推進協会理事[6]
- 2009年 ニトリパブリック代表取締役会長[14]
- 2010年 ニトリホールディングス代表取締役社長、ニトリ代表取締役社長、ホームロジスティクス代表取締役社長、明応商貿(上海)有限公司董事長[14]、日本チェーンストア協会副会長[6]
- 2011年 ニトリファシリティ代表取締役社長[14]
- 2012年 NITORI USA, INC.取締役会長[14]
- 2014年 ニトリ代表取締役会長[14]
- 2015年 フランス共和国レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章
- 2016年 ニトリホールディングス代表取締役会長[14]、似鳥(中国)投資有限公司董事長[14]、コーナン商事取締役[16]、自身のコレクションをもとに小樽芸術村を創設
- 2017年 ニトリパブリック取締役ファウンダー[14]、ホームロジスティクス取締役ファウンダー[16]、イズミ取締役[16]、ニトリ社長職を退き(後任は白井俊之)、同社および同HD会長就任[14][17]
- 2018年 Nプラス取締役ファウンダー、ホーム・デコ取締役ファウンダー[14]
- 2019年 活力あふれる北海道の未来を実現する会(鈴木直道後援会)会長[18]
- 2020年 Nプラス代表取締役会長、ニトリファニチャー代表取締役会長、ニトリパブリック代表取締役会長[14]
主な公職
テレビ出演
- 日経スペシャル カンブリア宮殿(テレビ東京)
CD
- めおと桜/ブルー・レイニー札幌(2013年7月17日。「ニトリアキオ」名義、「めおと桜」は川中美幸と共唱)
- ススキノ浪漫/あの日の太陽(2017年4月5日。「ニトリアキオ」名義)
- お前がそばに/札幌ホワイトナイト/夢の海へ/ケッパーレ‼ (2025年5月21日。「ニトリアキオ」名義「ケッパーレ‼はドサンコスムーチョスと共唱)
主著
- 『NHKテレビテキスト:仕事学のすすめ 不況をチャンスに変える』(2011年4月)(2011年3月25日、NHK出版)ISBN 9784141895640 トランスレーター:勝間和代
- 『NHKテレビテキスト:仕事学のすすめ 不況をチャンスに変える』(2011年8月・アンコール放送)(2011年7月26日)ISBN 9784141895688
- 『運は創るもの』私の履歴書(2015年8月27日、日本経済新聞出版社)ISBN 9784532320218
- 『ニトリ成功の5原則』(2016年8月1日、朝日新聞出版)ISBN 9784023315327
- 『リーダーが育つ55の智慧』(2018年4月7日、KADOKAWA)ISBN 9784041067321
- 『ニトリの働き方』(2020年8月27日、大和書房)ISBN 9784479797180
- 『発達障害の私だからこそ、成功できた』(2026年3月3日、祥伝社)ISBN 9784396618650