俺たちの箱根駅伝
From Wikipedia, the free encyclopedia
| 俺たちの箱根駅伝 | ||
|---|---|---|
| 著者 | 池井戸潤 | |
| 発行日 | 2024年4月25日(上下) | |
| 発行元 | 文藝春秋 | |
| ジャンル | 小説 | |
| 国 |
| |
| 言語 | 日本語 | |
| 形態 | 四六判並製カバー装 | |
| ページ数 |
376(上) 336(下) | |
| 公式サイト | books.bunshun.jp | |
| コード |
ISBN 978-4-16-391772-6(上) ISBN 978-4-16-391773-3(下) | |
|
| ||
| ||
箱根駅伝本選での活躍を目指す大学陸上競技部のランナーたちと、中継を担うテレビ局の裏側を描く群像劇。
『週刊文春』(文藝春秋)にて2021年11月11日号から2023年6月15日号まで連載され[1][2]、2024年4月24日に同社から上下巻の単行本が刊行された[3]。
箱根駅伝本選を目指す予選会から本選までの様子を描いた第一部(単行本上巻)と、箱根駅伝本選の様子を描いた第二部(単行本下巻)からなる二部構成。池井戸の単行本で上下巻が同時発売されるのは本書が史上初となる[4]。
2024年4月24日、単行本の発売と同時に浅木俊之の朗読によるオーディオブックがAudibleから配信されている[5]。
制作背景
箱根駅伝のテレビ中継を視聴する程度であった池井戸が、2014年ごろに箱根駅伝に関する本を作った編集者から中継ポイントに1箇所だけ「小涌園前」という旅館の実名が付けられたエピソード[注 1]を教えられ興味を惹かれる[4]。
その後、箱根駅伝の完全中継を企画した初代プロデューサー・坂田信久をはじめとする番組制作の関係者から直接話を聞く機会に恵まれ[8]、当時技術的に中継が困難で局からGOサインがでなかった駅伝中継の企画を成功させたテレビマンたちの偉業を多くの人に知ってもらうべきと考え、箱根駅伝の中継に奮闘するテレビクルーたちの物語の創作に着手する[8]。
だが、箱根駅伝を描くにあたり、主役のランナーたちの物語を避けて通るわけにはいかず、実在のチームを舞台に物語を書くには難しく、架空の大学名を並べても読者が感情移入しづらいとのジレンマに陥り、6 - 7年の間構想が行き詰まるが[9]、ジレンマを解消できる新しい切り口[注 2]を思いつき、連載に漕ぎつけている[9]。
連載中は過去の大会の録画を繰り返し見たり現地にも足を運ぶなどして執筆し、連載開始前に訪問した関東学生陸上競技連盟や放送を手掛ける日本テレビの関係者から「ゴールする」ではなく「フィニッシュする」といった陸上競技用語の使い方から、フィニッシュ後に倒れ込んだ選手にチームメイトが駆け寄る描写に「あのエリアには救護員しか入れない」などといった実際のルール、「立ちはだかるような坂道」と描写した箇所への「ここの坂はそれほどではない」など細部にわたる指摘を受け、単行本化の際にはそのような箇所を修正し、連載時にはなかった選手たちの絆を確かめる感動のシーンも加筆され、700ページを超える大作を完成させている[10]。
あらすじ
登場人物
明誠学院大学 陸上競技部
箱根駅伝本選出場から遠ざかり、返り咲きを目指す古豪。
- 青葉隼斗(あおば はやと)
- 4年生。主将・エースランナー。故障を乗り越え、箱根本選へのラストチャンスに挑む。
- 前島友介(まえじま ゆうすけ)
- 4年生。1年時、唯ひとり箱根本選に出場した経験者。
- 矢野計図(やの けいと)
- 3年生。マネージャー
- 甲斐真人(かい まさと)
- 新監督。陸上競技部OB。一流商社に勤務していたが監督に就任する。
- 諸矢久繁(もろや ひさしげ)
- 前監督。65歳。明誠学院大学を38年間率いた名将。
大日テレビ
千人体制で箱根駅伝の中継を担うテレビ局。
- 徳重亮(とくしげ りょう)
- 箱根駅伝チーフ・プロデューサー。中継を担当し、選手たちのドラマと感動を視聴者へ届けるために奮闘する。
- 宮本菜月(みやもと なつき)
- 箱根駅伝チーフ・ディレクター。
- 北村義男(きたむら よしお)
- スポーツ局長
- 辛島文三(からしま ぶんぞう)
- 中継アナウンサー。
- 黒石武(くろいし たける)
- 編成局長。徳重に無理難題を押し付ける。
関東学生連合チーム
箱根駅伝本選出場を逃した大学から選抜された選手で編成される本選出場チーム。
- 諌山天馬(いさやま てんま)
- 品川工業大学4年生。
- 猪又丈(いのまた じょう)
- 武蔵野農業大学2年生。
- 倉科弾(くらしな だん)
- 山王大学2年生。
- 咲山巧(さきやま たくみ)
- 関東中央大学4年生。
- 佐和田晴(さわだ はる)
- 調布大学4年生。
- 富岡周人(とみおか しゅうと)
- 目黒教育大学4年生。
- 内藤星也(ないとう せいや)
- 関東文化大学2年生。
- 乃木圭介(のぎ けいすけ)
- 京成大学1年生。
- 松木浩太(まつき こうた)
- 清和国際大学4年生。
- 峰岸蓮(みねぎし れん)
- 多摩塾大学4年生。
- 村井大地(むらい だいち)
- 東邦経済大学3年生。
- 桃山遙(ももやま はるか)
- 東洋商科大学2年生。
- 桐島兵吾(きりしま へいご)
- 関東学連(関東学生陸上競技連合)幹事。
- 大沼清治郎(おおぬま せいじろう)
- 東邦経済大学監督。学生連合コーチ。
- 北野公一(きたの こういち)
- 清和国際大学監督。学生連合コーチ。
書籍情報
- 単行本(上巻):文藝春秋、2024年4月25日[11]、ISBN 978-4-16-391772-6
- 単行本(下巻):文藝春秋、2024年4月25日[12]、ISBN 978-4-16-391773-3
オーディオブック
テレビドラマ
| 俺たちの箱根駅伝 | |
|---|---|
| ジャンル | 連続ドラマ |
| 原作 | 池井戸潤 |
| 脚本 |
鈴木すみれ 松田裕子 |
| 演出 |
猪股隆一 山田信義 |
| 監修 | 大後栄治(陸上競技) |
| 出演者 |
大泉洋 山下智久 小林虎之介 奥智哉 庄司浩平 池田匡志 西野遼 水沢林太郎 荒木飛羽 齋藤璃佑 浅野竣哉 菅生新樹 樋之津琳太郎 相馬理 山崎雄大 旭惟吹 杢代和人 林裕太 堀家一希 大原由暉 寺尾聰 |
| 国・地域 |
|
| 言語 | 日本語 |
| 製作 | |
| プロデューサー |
小田玲奈 藤澤季世子 大井章生 鈴木香織 森雅弘 |
| 制作 | AX-ON(協力) |
| 製作 | 日本テレビ |
| 放送 | |
| 放送チャンネル | 日本テレビ系列 |
| 映像形式 | 文字多重放送 |
| 音声形式 | ステレオ放送 解説放送 |
| 放送国・地域 | |
| 放送期間 | 2026年10月 - (予定) |
| 公式サイト | |
2026年10月より日本テレビ系にて放送予定[7]。主演は大泉洋[7]。
キャスト
大日テレビ(テレビドラマ)
- 徳重亮(チーフプロデューサー) - 大泉洋
明誠学院大学 陸上競技部(テレビドラマ)
- 甲斐真人(監督) - 山下智久[13]
- 青葉隼斗(4年生・キャプテン) - 小林虎之介[14]
- 前島友介(4年生) - 杢代和人[15]
- 矢野計図(3年生・マネージャー) - 奥智哉[14]
- 諸矢久繁 (前監督) - 寺尾聰[16]
関東学生連合チーム(テレビドラマ)
- 猪又丈(武蔵野農業大学2年生) - 庄司浩平[14]
- 乃木圭介(京成大学1年生) - 池田匡志[14]
- 甘木誠(武蔵中央大学3年生) - 西野遼[14]
- 松木浩太(清和国際大学4年生) - 水沢林太郎[17]
- 富岡周人(目黒教育大学4年生) - 荒木飛羽[17]
- 桃山遙(東洋商科大学3年生) - 齋藤璃佑[17]
- 内藤星也(関東文化大学2年生) - 浅野竣哉[17]
- 諌山天馬(品川工業大学4年生) - 菅生新樹[18]
- 村井大地(東邦経済大学3年生) - 樋之津琳太郎[18]
- 峰岸蓮(多摩塾大学4年生) - 相馬理[18]
- 咲山巧(関東中央大学1年生) - 山崎雄大[18]
- 渡瀬拓(東京中央大学3年生) - 旭惟吹[18]
- 倉科弾(山王大学2年生) - 林裕太[15]
- 佐和田晴(調布大学4年生) - 堀家一希[15]
- 和田風太(西南大学2年生) - 大原由暉[15]