俺の背中に陽が当る

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俺の背中に陽が当る
監督 中平康
脚本 佐原靖郎
中平康
原作 澁谷健
出演者 浜田光夫
吉永小百合
内田良平
撮影 高村倉太郎
編集 丹治睦夫
配給 日活
公開 日本の旗 1963年4月7日
上映時間 98分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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俺の背中に陽が当る』(おれのせなかにひがあたる)は、1963年昭和38年)に公開された日本映画。カラー、シネマスコープ(2.35:1)、98分。製作・配給:日活。監督:中平康。主演:浜田光夫吉永小百合

当時の日活の主要路線であった「青春・純愛」路線で人気を得ていた浜田・吉永コンビがもうひとつの路線である「無国籍アクション」の世界観に取り組んだ異色作。兄の冤罪を晴らすために兄が所属していたギャング組織に加入した弟の復讐が描かれる。

[1][2]

東京。ギャング組織の幹部だった健三は服役を経て足を洗い、彼の代わりに自身の妻子の生活を支えた弟・滋の働くビル清掃会社に就職する。ある日、健三はかつての兄貴分・小谷に呼び出され、旧式の拳銃「チャイニーズモーゼル」の扱い方を教えるよう頼まれる。健三は的として用意された山積みの麻袋を撃ってみせ、アジトを立ち去る。実は麻袋の中には薬で眠らされたギャングのボス・山田が入っていた。

山田の遺体は彼の情婦・瞳のマンションの前に、「チャイニーズモーゼル」は健三のアパートのメーターボックスの中に捨てられる。健三一家が外出している間、小谷側の通報によって健三宅の家宅捜索が行われ、健三は妻子や滋の目の前で逮捕される。そこへ小谷の手下が現れ、「かたき討ちだ」として健三をナイフで襲う。健三は「俺じゃない」とつぶやきながら息を引き取る。すべては組織の秘密を多く知る健三を消すための小谷の計略だった。

健三が組織の罠にかかったと確信した滋は、山田に代わってギャングのボスとなった小谷のアジトに乗り込むが、激しい暴行を受ける。傷だらけとなった滋は「これで疑ったことの詫びは済んだ。俺を子分にしてくれ」と頼み込む。小谷は、滋が組織に入ろうとする目的を勘づきながら、汚れ仕事をなすり付ける格好の人間を求めていたことから、頼みを承諾する。恋人・朝子に別れを告げてギャングとなった滋は、小谷の汚い仕事ぶりを多く目の当たりにし、滋に付けられていた2人のチンピラの話を偶然耳にするに至って、すべての真相をさとる。小谷はすぐさま側近を使って2人のチンピラを消すことで滋を脅し、組織から抜けられなくする。やがて滋は、小谷のもくろみに乗って、組織の重要な資金源である芸能興行の仕事をまかされるようになる。

宿敵を次々と消し、東京のあらゆる利権を手中に収めた小谷は、開催中の歌謡コンサートの売上金を逃走資金として、単身香港に高飛びする計画を滋だけに明かす。復讐の機会をうかがっていた滋は、失脚した元幹部・麻生に情報をリークする。麻生に資金を強奪させ、同士討ちに持ち込むことを狙ったが、麻生の一味は返り討ちに遭って拉致され、滋も拘束される。これも自分を脅かす者を消すための小谷の策だった。アジトには誘拐された健三の息子・康夫がいた。小谷は康夫にナイフを突きつけながら滋に拳銃を渡し、「麻生を射殺しなければ康夫の命はない」と脅す。滋はとっさに電灯のスイッチを撃って暗闇を作り、康夫を連れて身を隠す。パニックに陥った小谷の子分たちは誤って互いを撃って倒れる。パトカーのサイレンを聞いた小谷はガラス戸に全身を突っ込んで自殺を図る。

警察に確保された小谷は病院で手当てを受けるが、真相の証言を拒否したまま絶命する。健三の罪をそそぐ機会を失ったと絶望した滋は泣き叫ぶ。すると小谷の情婦・エマが罪悪感に耐えかね、「チャイニーズモーゼルを健三宅に隠したのは自分だ」と名乗り出る。

銀座。職場に復帰し、ビルの窓を拭く滋の姿があった。滋は見物に来た朝子らに向かって手を振った。

キャスト

クレジット順は本作タイトルバックおよび国立映画アーカイブのデータベース[3]に、役名の一部は日活データベース[4]に基づく。

スタッフ

脚注

外部リンク

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