冷凍能力
From Wikipedia, the free encyclopedia
概要
冷凍トン
冷凍トン(れいとうトン、英: Refrigeration Ton または Ton of Refrigeration、記号: RtまたはRT)とは、冷凍機などの冷凍能力を表す慣用の単位である。「0 ℃の水 1トンが 24時間で 0℃の氷に変化するために必要な熱量」を指し、「水から氷に相転移させる際、水から奪う必要がある熱」すなわち潜熱に着目した単位である。
日本における冷凍トンの定義
「0℃の水 1 トン(1,000 kg)が 24時間で 0℃の氷に変化するために必要な熱量」を日本冷凍トン(Japan Refrigerating Tons、略称:JRtまたはJRT)と定義している[1]。JIS規格では、日本冷凍トンを「冷凍能力の単位。1 冷凍トンは,24時間で 0℃ 重さ 1 トンの水を 0℃の氷にするのに必要な冷却能力。1 冷凍トンは 13900kJ/h(3320kcal/h)。」と定義している[2][3]。0℃の氷の融解熱(凝固熱)は79.68 kcal/kgであることから、1日本冷蔵トン(1JRt)=79.68×1,000/24=3,320kcal/h(重力単位)[1]。SI単位に換算した場合、3,861.16W=3.86116kWとなる[4][5]。
アメリカにおける冷凍トンの定義
アメリカ合衆国ではヤード・ポンド法を米国慣用単位として用いることから、メートル法のトン(1メトリックトン=1000kg)ではなく、ショートトン(米トン=2000ポンド)で計算する。
「0℃の水 1 トン(2000ポンド=907.18474kg)が 24時間で 0℃の氷に変化するために必要な熱量」を米国冷凍トン(Refrigerating Tons、略称:RTまたはUSRt、USRT)と定義している[1]。0℃の氷の融解熱(凝固熱)は144Btu/Lb(=80 kcal/kg)として、1米国冷凍トン(1USRt)=144×2,000/24=12,000Btu/h=3,024kcal/h(重力単位)[1]。SI単位に換算した場合、3,516.85W=3.51685kWとなる[4][5]。