冷媒

From Wikipedia, the free encyclopedia

冷媒(れいばい、: refrigerant)とは、冷凍サイクルにおいてを移動させるために用いられる熱媒体のことを言う。

冷媒は熱交換を必要とする機器(例: 冷蔵庫エア・コンディショナー)で循環する物質である。フルオロカーボンなどのいわゆるフロン類を指すことが多い。

冷媒に求められる性質

冷媒に求められる性質で、代表的なものは以下。

  • 冷凍サイクルの温度で安定であること
  • 冷凍サイクルの効率が良いこと
  • (蒸気圧縮冷凍サイクルの場合)冷凍機油となじみがよいこと
  • 人体に有害でないこと
  • 爆発性の無いこと
  • 地球温暖化係数の小さいこと
  • オゾン破壊係数の小さいこと
  • コストが経済性にかなう範囲であること

性質には一般的に相反するものも存在しており、すべてを充足する冷媒は今のところ存在しない。[要出典]フロンオゾン層破壊の原因となるとして、国際協定の「モントリオール議定書」により規制が広まり、代替フロンが急速に広まった。

法規制

日本では一般高圧ガス保安規則により、届出・許可の必要が定められている。

不活性に分類される冷媒ほど高い冷凍能力でも届出・許可が要らなくなる。プロパンのような可燃性の大きいガスでも冷凍能力3tまでは届出は必要ない。

R1234yf、R1234ze及びR32の微燃性3冷媒は、2016年11月に、可燃性ガスの定義から除かれ、不活性ガスの定義中の「フルオロカーボン(可燃性ガスを除く。)」に該当することとなり、不活性ガスと分類された。しかし、これらはわずかな燃焼性があるため、冷媒ガスが漏えいしたとき滞留しない構造と漏えいするガスが滞留するおそれがある場所への検知警報設備の設置が義務づけられた。[1]

アメリカ

環境規制により冷媒ガスがR410AからR-32,R-454Bへの移行が進みつつあるが、州によっても規制が異なる上状況は流動的でどの冷媒ガスが後継に適しているかは各社で判断が分かれる。[2]

欧州

欧州は環境規制に熱心で、オゾン層破壊地球温暖化のみならず環境汚染も懸念しPFASの規制を検討しているため、将来的には自然冷媒に移行するかもしれない。[3][4]

冷媒番号

脚注

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI