前胸腺

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前胸腺(ぜんきょうせん、:prothoracic gland)は、昆虫の胸部にある内分泌腺。前胸腺と命名したのは田中義麿と言われている[1]

昆虫の胸部にある内分泌腺であり、エクジソン(昆虫の脱皮変態を誘導するステロイドホルモンの一種である脱皮ホルモン)を合成・分泌する。このエクジソンと頭部にあるアラタ体:corpus allatum)から分泌される幼若ホルモンが共にある場合、脱皮の際に変態は起らず、幼虫のまま大きくなる。終齢幼虫では幼若ホルモンがなくなるため、へと変態する[2][3]

形態は種ごとに異なり、カイコでは第一気門付近に左右1対存在する。ショウジョウバエでは前胸腺、アラタ体、側心体細胞(:corpora cardiaca)が融合した環状腺:ring gland)として脳の近辺に存在する。

エクジソンの合成はハロウィーン遺伝子と呼ばれる遺伝子群などによって行われる[2]。エクジソンの合成遺伝子はそれぞれ別個の機構で転写調節を受けている[4]

エクジソンの分泌には分泌小胞ABCトランスポーターが関わっていると言われている[5]

ホルモンによる調節

神経投射

参考資料

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