剣山頂上ヒュッテ
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本館は1955年に開設された。当初は平屋だった。1963年には隣の剣山測候所(無人観測所を経て2001年に廃止)に電気供給用の地下ケーブルが通じたため、この山小屋にも麓の村に先んじて電気が供給されるようになった。これにより、山頂の山小屋にもかかわらず一晩中電灯が点灯できる。この電気を利用して1966年からは電動ポンプにより飲料水のポンプアップがはじまり、水にもそれほど不自由しなくなった。そのため現在、小屋には水洗トイレと宿泊者用の風呂がある。
1969年には、現在別館となっている雲海荘が完成するが、この時は別経営(公共宿泊施設)だった。同経営となり別館となったのは1982年のことである。1969年には電気と同じ理由で麓の村よりも早く電話が開通する。山小屋によく採用されていた無線電話であるが、当時は周辺に電話局がなく、徳島市から電波を飛ばすことになったために、市外局番は徳島のものとなった。衛星電話が主流になったあとも、長らく徳島からの無線電話は継続していた[1]。
1970年に登山リフトが完成したことにより、容易に訪問可能になり、日帰り登山も増加したが、山頂でご来光や日没を望みたい登山者にはいまだ根強い人気がある。また、天体観測の基地としても人気がある。1972年に本館の2階部分が、2000年には本館が増築され、トイレが焼却形となる。当時は全国各地の山で山小屋のトイレの汚物処理が問題になっていた時期で、先進的な取り組みであった。
