創元ミステリ'90
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1988年から1989年にかけて刊行された東京創元社の初の書き下ろし国内推理小説シリーズ「鮎川哲也と十三の謎」のあとを受けて刊行が開始された。国内作家の作品だけではなく、このシリーズのために書き下ろされたカトリーヌ・アルレー『狼の時刻(おおかみのとき)』も刊行されている。また、書き下ろし作品でないものも含まれており、辻真先『合本・青春殺人事件』は既発表の3長編・1短編に書き下ろしのプロローグ・エピローグを付したものである。また、日影丈吉『夕潮』は、雑誌『幻影城』で前半を発表した後に原稿が行方不明になり、幻の作品となっていたものだったが、思いがけず原稿が発見され、この叢書から刊行された。
依井貴裕、澤木喬はこの叢書でデビューしている(正確には、澤木喬はこの叢書で"単行本"デビュー)。また、北村薫『夜の蝉』は第44回日本推理作家協会賞を受賞している。
この叢書の完結後、1991年からは「黄金の13」(1991年 - 1995年)と「創元クライム・クラブ」(1991年 - )の刊行が開始された。