劇団維新派

From Wikipedia, the free encyclopedia

維新派(劇団維新派)(げきだん いしんは)はかつて存在した日本劇団1970年松本雄吉大阪教育大学出身)を中心に日本維新派として旗揚げ。1987年に維新派と改称した。

劇団員総勢50名ほどが自らの手で1ヶ月半から2ヶ月以上かけ巨大な野外劇場を建設し、公演が終れば自ら解体して撤収するという「scrap&build」の劇団として知られている。また公演時には様々なフードやドリンクを提供する屋台村を併設し、巨大劇場と併せ名物となっている。

作品は少年少女の青春群像劇を軸に、退廃的でノスタルジックな世界観を構築。会話によって語られることは少なく、セリフのほとんどを単語に解体し5拍子や7拍子のリズムに乗せて大阪弁で語られる独特の劇形態(「ヂャンヂャン☆オペラ」)を持つ。ヂャンヂャン☆オペラの名は大阪下町「新世界」にあるジャンジャン横丁から取ったものである。

日本以外に海外でも数多くの大規模公演を行っている。大規模公演の新作は基本的に年1回。まれに屋内での公演やプレ公演のような小規模公演を行うこともある。

2017年10月-11月の台湾・高雄『アマハラ』公演を最終公演として解散した。

嶽本野ばらが1年ほど在籍していた時期があり、1990年『echo』に出演している[1]

受賞歴

  • 1996年『ヂャンヂャン☆オペラ ROMANCE』 - 大阪府舞台芸術奨励賞受賞[2]
  • 1999年『ヂャンヂャン☆オペラ 水街』 - 大阪府舞台芸術賞[3]
  • 2002年『カンカラ』 - 第2回朝日舞台芸術賞受賞[4]
  • 2004年『キートン』 - 第12回読売演劇大賞優秀演出家賞[5]
  • 2008年『呼吸機械』 - 第8回朝日舞台芸術賞 アーティスト賞、平成20年度芸術選奨文部科学大臣賞[6]

公演歴

さらに見る 年, 題 ...
公演歴(1970年 - 2017年)
会場備考
1974年あまてらす
1975年足の裏から冥王まで
1976年黄昏の反乱
1977年されどわがテンオウリ
1978年足の裏から冥王まで同作品映画化
1980年昼間よく通る近所の道
1983年月光のシャドウボール
1984年蟹殿下丸太仮設大劇場[7]
1985年あらし
1986年7月路地坂の祭り生國魂神社[8]
1987年11月十五少年探偵団
ドガジャガドンドン
大阪城公園・太陽の広場[9]
劇団「維新派」に改名
1988年10月少年オペラ
Vju:
京都大学西部講堂[10]
1990年「echo」-スクラップ通りの少年たち-
1991年ヂャンヂャン☆オペラ
少年街
1992年6月 - 10月 虹市宮崎県立芸術劇場 [11]
今池アカデミー劇場
京都府民ホール アルティ
津山文化センター
ライブハウスVIEBEN(福岡)
北とぴあ さくらホール
南港フェリーターミナル前 野外特設劇場
1993年ヂャンヂャン☆オペラ
ノスタルジア
1993年ヂャンヂャン☆オペラ
少年街
1994年維新派ライブ「MAP」
1994年ヂャンヂャン☆オペラ
少年街
1994年10月ヂャンヂャン☆オペラ
青空
茶屋町ぷろろーぐ館
(旧梅田東小学校体育館)
[12][13]
1995年維新派ライブ「BABEL」
1995年11月ヂャンヂャン☆オペラ
青空
法政大学大ホール[12]
1996年ヂャンヂャン☆オペラ
青空
1996年10月 - 11月ヂャンヂャン☆オペラ
ROMANCE
南港ふれあい港館広場野外特設劇場
kinetic-theater
大阪府舞台芸術奨励賞受賞[2]
1997年ヂャンヂャン☆オペラ
南風
1998年10月ヂャンヂャン☆オペラ
王國
南港ふれあい港館広場野外特設劇場[14][15]
1999年ヂャンヂャン☆神楽
麦藁少年
1999年10月 - 11月ヂャンヂャン☆オペラ
水街
南港ふれあい港館広場野外特設劇場大阪府舞台芸術賞[3]
2000年10月 - 11月ヂャンヂャン☆オペラ
流星
南港ふれあい港館広場野外特設劇場[16][17]
2000年3月水街トーレンズ・パレード・グラウンド
(オーストラリア)
初の海外公演[18][19]
オーストラリア
アデレード・フェスティバル参加
2001年さかしま―南南西の風、風力3―[20]
2001年11月 流星カンプナーゲルシアター
(ドイツ)
ヨーロッパ3都市ツアー[21]
イタリア・ミラノ
ベルファーストタイタニックホール
北アイルランド
2002年チチカカ
2002年カンカラ銅精錬所跡地第2回朝日舞台芸術賞受賞[4][22]
2003年[30/1]〜個々のこころみ〜
2003年9月nocturne ノクターン―月下の歩行者―新国立劇場 中劇場[23]
2004年flowers
2004年10月キートン南港ふれあい港館臨時第三駐車場 野外特設劇場第12回読売演劇大賞優秀演出家賞[5][24]
2005年10月 ナツノトビラテアトル・デ:エスタード(メキシコ) [25]
中南米ツアー
セスキ・サントス文化センター(ブラジル)
2006年7月ナツノトビラ梅田芸術劇場[25]
凱旋公演[26]
2007年11月 nostalgia
《彼》と旅をする20世紀三部作 #1
大阪城ホール西倉庫内特設会場ウルトラマーケット
[27][28][29]
彩の国さいたま芸術劇場
春秋座
コンベンション アンド エキシビジョンセンター
(オーストラリア)
ASBシアター
(ニュージーランド)
2008年4月聖・家族精華小劇場
栗東芸術文化会館さきら
[30]
2008年10月呼吸機械
《彼》と旅をする20世紀三部作 #2
さいかち浜野外特設劇場
びわ湖水上舞台
第8回朝日舞台芸術賞 アーティスト賞
平成20年度芸術選奨文部科学大臣賞
[6][31]
2009年10月 - 11月 ろじ式にしすがも創造舎 [32][33]
精華小劇場
2010年7月・12月 台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき
《彼》と旅をする20世紀三部作 #3
犬島アートプロジェクト
「精錬所」内・野外特設劇場
[34]
彩の国さいたま芸術劇場
2011年5月台湾の、灰色の牛が背のびをしたときシンガポール・フェスティバルヴィレッジ
エスプラネード公園)
2011年10月風景画西武池袋本店4階
まつりの広場
[35][36]
2012年7月夕顔のはなしろきゆふぐれデザインクリエイティブセンター神戸[37][38]
2013年10月MAREBITO犬島海水浴場[39]
2014年10月透視図中島GATEサウスピア[40]
2015年9月トワイライト奈良県曽爾村健民運動場[41]
2016年10月アマハラ平城宮跡[42]
2017年10月 - 11月AMAHARA〜當台灣的灰牛拉背時衛武営国家芸術文化中心(台湾)劇団「維新派」解散[43]
閉じる

展覧会

  • 維新派展「瞳の中の街-記憶劇場から-」(1997年)
  • 維新派展(1998年)

ラジオドラマ

  • 少年漂流伝(1998年、NHK-FM

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI