卑猥な像を持った微笑む娼婦

From Wikipedia, the free encyclopedia

製作年1625年
寸法81.3 cm × 64.1 cm (32.0 in × 25.2 in)
『卑猥な像を持った微笑む娼婦』
オランダ語: Jonge vrouw met een medaillon
英語: Smiling Girl, a Courtesan, Holding an Obscene Image
作者ヘラルト・ファン・ホントホルスト
製作年1625年
素材キャンバス上に油彩
寸法81.3 cm × 64.1 cm (32.0 in × 25.2 in)
所蔵セントルイス美術館

卑猥な像を持った微笑む娼婦』(ひわいなぞうをもったほほえむしょうふ、: Smiling Girl, a Courtesan, Holding an Obscene Image) 、または『メダルを持つ若い女性』(メダルをもつわかいじょせい、: Jonge vrouw met een medaillon, : Young Woman with a Medallion) は、17世紀オランダ絵画黄金時代の画家ヘラルト・ファン・ホントホルストが1625年にキャンバス上に油彩で描いた絵画である[1][2]。現在、セントルイス美術館に所蔵され、236番ギャラリーに展示されている[2]

ヘラルト・ファン・ホントホルスト 『取り持ち女』(1625年)、ユトレヒト中央美術館ユトレヒト
A hand holds an erotic medallion, while the paired hand points to it
部分

作品は、一見して微笑む若い女性を描いているだけのように見える。しかし、実際に描かれているのは娼婦の肖像画[2]、彼女は金色と赤色の衣服を纏い、掲げているメダルを指差している。メダルには、座っている女性、おそらく手で顔を隠している娼婦自身の姿が表されており、オランダ語で「Wie kent mijn naers van Afteren (誰が後ろから私のお尻だとわかる)』という銘文が記されている[2]。彼女はおそらく自身の商売を宣伝するためにこのメダルを用いている[2]が、こうしたメダルの使用は、八十年戦争当時のオランダ性風俗産業において一般的な慣わしであった[3]

なお、画中の女性モデルは、同年に描かれた『取り持ち女』 (ユトレヒト中央美術館) と同じであると考えられている。

様式

ファン・ホントホルストは、1620年にイタリアからユトレヒトに戻って数年後にこの肖像を描いた。作品は、様式的に、とりわけキアロスクーロの使用において明らかにイタリアの巨匠カラヴァッジョの影響を示している。強い光に照らされた女性の顔と胸の谷間は、完全に暗い背景とコントラストをなしている[2]。非常に巧みな影の使用とバランスの取れた色彩による構図を通して、ファン・ホントホルストは三次元性と存在感を創造しており[2]、彼に特徴的な粗野さのない優美さとともに、非常にリアルな感覚を生みだしている。画家として、ファン・ホントホルストはユトレヒト・カラヴァッジョ派英語版の1人であるが、この作品はその典型的な例である。

来歴

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI