南唐二陵
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南唐二陵(なんとうにりょう)は、中華人民共和国南京郊外にあり中華門の南約22キロの江寧区祖堂山西南麓に位置する、南唐の皇帝李昪と李璟の陵墓である。1950年から1951年にかけて発掘され、二陵はともにレンガ造りの多室墓で、規模・構造・配置もほとんど同一であった[1]。
東側に欽陵が943年に作られ、李昪と宋皇后が葬られた。全長21.48m、幅10.45m、高さ5.3mであり、陵墓内は3つの主室、10の側室がある。中室の北壁には武士の立像が一対浮き彫りにされていた。同じ北壁上部には双龍戯珠図が彫刻されていた。後室の四壁は深紅に塗られ、柱・桁・斗栱には彩色画がほどこされていた。天井には石灰が塗りこめられたうえに天体図が描かれ、床面には大地を象徴する河流図が彫刻されていた[2]。
西側に順陵が961年に作られ、李璟と鍾皇后が葬られた。全長21.9m、幅10.12m、高さ5.42mであり、陵墓内は3つの主室、8の側室がある。前室と中室の構造は欽陵と基本的に同一であるが、ただ欽陵の中室を飾っていた双龍戯珠図と武士立像がなかった[3]。
南唐二陵は既に宋代に盗掘にあっているが、土器・青磁・白磁片・陶俑・玉製ならびに石製の哀冊など600点以上の文物が発掘されている。南唐二陵は1950年に発見され、中華人民共和国成立後の江南地方で最も早く発掘された皇帝の陵墓であり、中国では統一王朝、地方の王朝を含め、数少ない発掘済みの陵墓であり、一般公開されている貴重な陵墓である。1988年に全国重点文物保護単位に指定されている。