単眼症
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発生
病態
胎児の発生初期には眼胚の上方に鼻胚があり、眼が左右に分離した後に鼻がその間を通って眼の下方に位置するようになるが、単眼症では鼻の移動ができず、単眼の上方(主に額の部分)に位置するか、あるいは全く形成されずに終わることもある。鼻が形成された場合でも、鼻孔は一つしかなく、親指大の管状になって額に位置し、象鼻と呼ばれる特異な形状を呈する。口や耳は正常に近い形で形成されることが多い。視覚は正常に発達せず、また重度の脳の機能不全を伴うと考えられるが、単眼症児は生誕してもほとんどが1年以内に死亡するため、詳細は分かっていない。
原因
遺伝的なものと化学的なものがある。前者は染色体異常と遺伝子変異によるものであり、後者はビタミンAの摂取不足が上げられ、動物の場合、草食獣においてはある種の植物の摂食が原因となる場合もある。ヒトについては、ドメスティックバイオレンス (DV) などの強い精神的ストレスが原因となるという意見や、また近年、単眼症児の出生が増えているという意見もあるが、正確な統計は得られておらず、医学的な裏付けはない。
単眼症の胎児が出来ても、多くは早期に自然流産するので出生は稀であり、ビタミンA不足や精神的ストレスがあってもかならず起こるものでもなく、他にも様々な条件が複雑に影響しあった結果であるため、神経質になる必要はない。また、超音波などによる出生前診断によって事前に知ることができる。
