品川駅西口地区
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京急電鉄などの地権者らで立ち上げられた品川駅西口まちづくり指針(高輪三丁目)検討委員会は、2020年代後半から、この地区を一体的に再開発・再構成を行って、賑わいを生み出す考えを持っていた[2]。

2021年3月31日をもって、京急が運営していた『SHINAGAWA GOOS(旧・ホテルパシフィック東京)』が閉館した[3]。これと前後して、2020年4月6日に、SHINAGAWA GOOSの敷地を活用した開発に、トヨタ自動車が共同事業者として、参画させることを発表した[2][4]。具体的には、「SHINAGAWA GOOS」の敷地を一部を京急からトヨタへ譲受した上で、京急とトヨタが共同事業者として高さ155メートルの複合施設を建設し、この中にトヨタのオフィスも入るというものである[2](#A地区も参照)。
2022年2月7日に「品川駅西口地区まちづくり指針(高輪三丁目地区)」を策定し[5]、この地区のコンセプトを「世界の人々を迎え入れる品格ある迎賓都市」と定めた[2]。この地区のコンセプトの中にある「迎賓」のその背景には、京急品川駅は羽田空港の第1・第2ターミナル駅から最短15分でアクセスが可能のほか、2027年以降に開業することになっているリニア中央新幹線のターミナル駅として位置付けられており、それに、2030年代半ばをめどに東京メトロ南北線も接続するため、「品川駅の優れた立地と将来性」がある[2]。
2022年3月18日に、国家戦略特別区域会議の下に設置された東京都の都市再生分科会が開催され、都市計画の素案の概要が内閣府のホームページに掲載された[6]。2022年10月28日に内閣総理大臣より「東京圏の国家戦略特別区域に係る区域計画における国家戦略都市計画建築物等整備事業」として認定を受け、2022年11月9日に東京都からこの地区の計画を変更する都市計画が告示された[7]。

立体道路制度を利用し国道15号を覆う人口地盤を作り[2]、バスターミナルを再編した交通結節点を作る品川西口基盤整備事業[8]がバスタ新宿をモデルにした「バスタプロジェクト」の一環として行われる。
そして、2023年6月1日付で、「品川駅西口土地区画整理事業」が国土交通大臣より事業計画の認可を受けた[9]。これによって、品川駅北周辺地区・品川駅街区地区に続き、「品川駅西口エリアのまちづくり」が始動することになる[9]。
今後は、前述の都市計画変更の決定で、「品川駅西口地区まちづくり指針(高輪三丁目地区)」などに基づいて、この地区にあるMICE、宿泊機能の集積を生かしながら、「高度利用を目指した建物計画」の検討を本格的に進めると共に、「段階的に業務、商業、居住等を導入した建築物」に関連したこの地区の整備計画の策定を目指す[7]。
各地区の進展状況
A地区

2024年3月22日付で京急電鉄の取締役会において、A地区の開発計画の事業化を決定した[10][11]。また、新たに共同事業者であるトヨタ自動車とは、この土地の持ち分の一部をトヨタに譲渡した上で、この品川駅西口地区のまちづくりの推進のため、共同でこの建物を建設し、運営を行うことに関する契約を締結した[10]。
2025年5月23日には、A地区での起工式が行われ、5月31日に正式に着工した。地上29階・地下4階、建物の高さは約152メートル、外観デザインはアメリカの建築設計事務所、コーン・ペダーセン・フォックス (KPF) が担当。2029年の竣工および同年度の開業を目指しており、トヨタ自動車の新オフィス拠点となる東京新本社を開設予定である[12]。
B地区
2025年6月6日には、B-1地区の開発計画について、都市計画手続きが開始されることが、西武ホールディングスから発表された[13]。2025年12月22日に東京都からこの地区の都市計画の変更が告示された[14]。
2025年6月16日に、西武ホールディングスが公表した社長IRミーティングの資料によると、B-1地区内に含まれるグランドプリンスホテル新高輪が2026年度中に営業を終了するという[15]。
C地区
2024年2月20日付で、この品川駅西口地区のうち、C地区の再開発を担う『高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発組合』が設立された[16]。
D地区
特徴と課題
2023年現在の品川駅西口地区はグランドプリンスホテル新高輪や商業施設に加え、江戸時代から存在する緑地、国民生活センターなどが集積しているおよそ15ヘクタールの地区となっているが、国道15号(第一京浜)が品川駅との間を横切るほか、高低差もあり、それぞれの施設の敷地が区切られている[2]。