問題解決学習
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問題解決学習法(もんだいかいけつがくしゅう、Problem-Solving-Learning。または「課題解決型学習 PBL、Project-Based Learning」)とは、米国の教育学者のジョン・デューイの学習理論。学習を能動的なものと規定し、知識の暗記にみられる受動的なものを脱却し、自ら問題を発見し解決していく能力を身につけていくことに本質をもとめた[1]。
なお、PBLという略称は教育分野で一義的に用いられるとは限らない。文部科学省委託事業の報告書では、Problem-Based Learningは問題解決タスクを通した実践方法、Project-Based Learningはプロジェクト・ワークを通した教育方法として区別され、混同を避ける必要があると説明されている[2]。そのため、問題解決学習をPBLと呼ぶ場合には、問題基盤型の学習を指すのか、プロジェクト型の学習を指すのかを文脈に応じて確認する必要がある[2]。
概要
デューイは、マックマスター大学の付属の実験学校において、社会科の授業の中で初めて「問題解決学習」を試みた。教師が予め準備した授業案に従って学習するのではなく、与えられたテーマ(たとえば「私たちの町」というテーマ)について、個々の生徒が平素、疑問に思っていることについて、それぞれそれはどうしてだろう?と考え、その仮説が理にかなうかどうか、自分たちの足や頭、インタビューや実地調査をして確認していく。もし外れているなら、また新しい仮説として立ててみる。その悪戦苦闘を繰り返す、試行錯誤のプロセスの中に、学習の目的があるし、またその過程そのものが学習といってもいい、とデューイは考えた。すなわち、最終的に答え・正しい解決に到達したかどうかよりも、むしろその過程を重要視する学習理論 といえる。
デューイの実験学校については、シカゴ大学実験学校の公式沿革が、1896年1月にシカゴ南部の小さな家で新しい小学校が開かれ、シカゴ大学で哲学・心理学・教育学を担当していたジョン・デューイの指導のもとで児童が学んだと説明している[3]。また、同校をシカゴで1896年にデューイが設立した研究・実証の場として説明し、暗記や反復練習に代えて、子どもを中心にした教育方法の展示・検証・研究を目的としていたとしている[4]。
教師が準備し、設計したステップを踏んで学んでいく系統学習ではなく、生徒自身の自発性、関心、能動的な姿勢から、自ら体験的に学んでいく努力の価値を評価するということである。人によっては、課題解決学習という言い方をすることもある。そうした学習方法のひとつの具体例として、生徒自らが問題を作り、解くというものがある。
PBLの起源は1960~70年代北アメリカでの医学教育にさかのぼるとされている。[5]。
文部科学省は、大学教育改革のためにアクティブ・ラーニングを推奨しており、その一環として課題解決型学習をあげている[6][7]