四季歌
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時代背景
本作は前述通り蘇州民謡「哭七七」から賀緑汀が採取・編曲したものである[2]。『街角の天使』にて、日本軍の侵略(日中戦争)に伴い中国東北部から上海へ流れてきた難民である主人公・小紅の “望郷歌” とも云える内容を持ったもので[3]、髪を三つ編みにしてぶっきらぼうに唄う彼女の姿に、詞世界に因んだ光景が重なりゆく[3]。望郷の中の四季、春・鴛鴦(オシドリ)の刺繡をして過すのどかな暮しが日本軍の侵略によって打ち破られ、夏・秋と過ぎ、冬が訪れ “肉体で築いた万里の長城は長い、できれば現代の "孟姜女" になりたい” と締め括られ、前線で闘う兵士の一人である恋人への想いを託したものとなっている[3]。映画『街角の天使』での本作歌唱場面を観れば(詞作の内容は直喩こそ用いていない隠喩であるものの)抗日的内容を保つ作品であることが明らかである[3]。