国技
国の固有あるいは伝統的な技芸や競技
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概要
国民的スポーツは、その国の文化の本質的な部分であると考えられており、日本では相撲が、アイルランドではゲーリック・ゲームズの試合が、パキスタンではフィールドホッケーが行われるように、一部のスポーツは事実上の(法律によって確立されていない)国民的スポーツであるが、韓国におけるテコンドーのように、法律によって確立された国民的スポーツとなっている競技も存在する[2]。
国技は歴史が古く国の伝統文化と関連するもの、国民が愛好して競技者や観戦者が多いもの、発祥した国で国技と扱うものなど多様な捉え方がある。アメリカの国技はかつて野球とされてきたが、近年ではアメリカンフットボールが主流を占めるなど[3]、時代によって変化もみられる。英連邦諸国のクリケットなど、国外から伝播されたものが国技に至る事例もある。またサッカー[4]を実質的な国技としている国も数多くある。
世界の国技一覧








公式の国技
事実上(非公式)の国技
- 以下は、国ごとの事実上または非公式の国民的スポーツの一覧である。
アイスランド - グリマ[20]
アイルランド - ゲーリックフットボール[21]
アフガニスタン - ブズカシ[22]
アメリカ合衆国[注釈 4] - 野球[23][24][25]、アメリカンフットボール[3][5][26]、バスケットボール[26]、アイスホッケー[26]
アンギラ - ヨットレース[27]
アンティグア・バーブーダ - クリケット[28]
イスラエル - クラブ・マガ[29]
イタリア - サッカー[30]、バレーボール[26]、フォーミュラカー[26]
イングランド - サッカー、クリケット
インド - フィールドホッケー[31][32]、カバディ[33]、クリケット[34]
イラン - サッカー、ズールハーネ[要出典]
インドネシア - バドミントン[35]
ウェールズ - ラグビー[36][37]
ウズベキスタン - クラッシュ[38]
エジプト - サッカー[39][40]
エチオピア - 陸上競技(長距離走)[41]
オーストラリア - クリケット[42][43]、オージーフットボール[44]、ラグビーリーグ[45]
オーストリア - アルペンスキー
オランダ - スピードスケート[46]
ガイアナ - クリケット[47]
カンボジア - プラダル・セレイ[48]
キューバ - 野球[49][50][51]
ギリシャ - ウエイトリフティング[52]、レスリング
グレナダ - クリケット[53]
クロアチア - 水球、ハンドボール
コスタリカ - サッカー
サウジアラビア - サッカー
ジャマイカ - クリケット[54]
ジンバブエ - クリケット
スイス - 小銃射撃[55]、シュヴィンゲン[56]
スウェーデン - テニス、ハンドボール、ラリー[57]
スコットランド - サッカー[58]
スペイン - サッカー、闘牛[59]
セネガル - セネガル相撲
セルビア - 水球
タイ - ムエタイ[60]、セパタクロー[61]
チェコ - サッカー、アイスホッケー[62]
中華人民共和国 - 卓球[63]、中国武術
中華民国(台湾) - 野球[64]
朝鮮民主主義人民共和国 - テコンドー
デンマーク - ハンドボール[65]
ドイツ - サッカー[26]、ハンドボール[26]、卓球[26]、シュラークバル[26]
トケラウ - キリキティ[66]
ドミニカ共和国 - 野球[67]
トリニダード・トバゴ - クリケット
トルコ - ヤールギュレシ(レスリング)[68]
トンガ - ラグビー[69]
ナイジェリア - サッカー[70]
ニカラグア - 野球[71]
日本 - 相撲[72][26]、野球、武道(剣道・弓道・柔道)[26]→「§ 日本の国技」も参照
ニュージーランド - ラグビー[73][69]
ノルウェー - スキージャンプ、クロスカントリースキー[74][75]
ハイチ - サッカー
パキスタン - フィールドホッケー[76]、クリケット[77]
パナマ - 野球[78]
バミューダ - クリケット[79]
バルバドス - クリケット[80]
ハンガリー - 水球
フィジー - ラグビー[81]
フィリピン - エスクリマ[82]、バスケットボール[83]、ビリヤード[84]
フィンランド - ペサパッロ[85]、ラリー[57]
ブータン - アーチェリー[86]
フランス - サッカー、ラグビー、自転車競技
ベネズエラ - 野球[87][88]、ボクシング[要出典]、ボウリング[要出典]
ペルー - サッカー
ベルギー - 自転車競技[89][90]
ポルトガル - サッカー[要出典]
マレーシア - セパタクロー[91]
南アフリカ共和国 - ラグビー[92]
ミャンマー - ラウェイ[93]、チンロン[94]
モーリシャス - サッカー
モロッコ - 陸上競技(中距離走)[95]
モンゴル - ブフ[96]
モンテネグロ - 水球[97][98]
ラトビア - アイスホッケー[99]
リトアニア - バスケットボール[100]
ルーマニア - オイナ
ロシア - バンディ、アイスホッケー[26]、サンボ[26]
ソビエト連邦 - サンボ
日本の国技

相撲説

大相撲の大部分が開催される興行施設は「国技館」と呼称されている。これは1909年(明治42年)に初代両国国技館が竣工した際、江見水蔭が執筆した開館披露文の一節「そもそも角力は日本の国技」からとられたものである[101][102]。
財団法人大日本相撲協会が財団法人日本相撲協会へ改称する際に監督官庁の文部省へ提出した寄附行為の第3条では「この法人は、わが国固有の国技である相撲道を研究し」と記し、1966年(昭和41年)文部省令第6号で認可された。現行の同協会定款[103]においても第3条に「この法人は、(中略)我が国固有の国技である相撲道の伝統と秩序を維持し継承発展させるために」と記されている。
2010年4月19日に元露鵬と元白露山が大相撲力士大麻問題による解雇は他の競技に比して処分が重すぎると主張し、解雇無効と地位確認を求めた訴訟において、東京地裁は「国技たる相撲を他のスポーツと比較することは適切でない」として棄却している。
野球説

日本プロ野球の統一契約書において、「わが国のプロフェッショナル野球を利益ある産業とするとともに、不朽の国技とすることを契約者双方堅く信奉する」と記されている[104]。
2020年東京オリンピックにおける野球競技で日本代表が金メダルを獲得した際、野球日本代表特別顧問(当時)の王貞治は「僕は野球が国技だと思っている」と述べた[105]。
