国鉄トラ70000形貨車
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国鉄トラ70000形貨車(こくてつトラ70000がたかしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1967年(昭和42年)から製作した 17 t 積の貨車(無蓋車)である。
| 国鉄トラ70000形貨車 | |
|---|---|
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三笠鉄道記念館に保存されている トラ70000形トラ72568 | |
| 基本情報 | |
| 車種 | 無蓋車 |
| 運用者 |
日本国有鉄道 北海道旅客鉄道 東日本旅客鉄道 西日本旅客鉄道 四国旅客鉄道 九州旅客鉄道 日本貨物鉄道 |
| 製造所 | 汽車製造、日立製作所他 |
| 製造年 | 1967年 - 1969年 |
| 製造数 | 5,100両 |
| 常備駅 | 本牧操駅、名古屋港駅、梅小路駅他 |
| 主要諸元 | |
| 車体色 | 黒 |
| 軌間 | 1,067 mm |
| 全長 | 9,456 mm |
| 全幅 | 2,700 mm |
| 全高 | 2,750 mm |
| 荷重 | 17 t |
| 実容積 | 44.5 m3 |
| 自重 | 8.9 - 9.2 t |
| 換算両数 積車 | 2.0 |
| 換算両数 空車 | 1.0 |
| 走り装置 | 二段リンク式 |
| 軸距 | 5,000 mm |
| 最高速度 | 75 km/h |
概要
1940年代 - 1960年代に製作されたトラ6000形・トラ30000形などの長尺物対応半鋼製無蓋車(通称「長トラ」)を淘汰する目的で開発され、1967年(昭和42年)から1969年(昭和44年)までに5,100両(トラ70000 - トラ75099)が製作された。国鉄が開発・製作した二軸無蓋車の最終形式で、同様に旧型車の淘汰目的で開発された短尺(コトラ)系のトラ55000形とともに大量に製作され、各地で汎用的に使用された。国鉄末期には鉄道貨物輸送の相対的な比重低下・車扱貨物輸送の縮小、コンテナ輸送の進展などから在籍数は漸減していき、1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には特定運用に限定使用する少数の車両のみJR各社に承継された。
日本貨物鉄道(JR貨物)の所属車は2003年(平成15年)までに全車が廃車され、その後も旅客会社に承継されたイベント車両や事業用目的の車両が残存していたが、2018年(平成30年)までにJR各社からは全廃となった。
構造
車体は全鋼製で、基本寸法はトラ30000形と同一である。また、車体幅は社線への乗り入れを考慮して、旧車両限界を適用している。
妻面やあおり戸にはプレス鋼板が用いられているが、床面にはポイントやカーブなどを通過する際に積荷が転動するのを防ぐ目的で幅方向に4か所木材が埋め込まれている。この埋木と台枠が干渉するため中梁がトラ55000形の物より細いものになっている。そのため埋木が無い部分と隙間ができるのでその個所にはプレス鋼板製の受けが入っている。 積載荷重は 17 t で、積載品目による荷重の制限はない。
懸架装置に二段リンク式を採用して 75 km/h での営業走行を可能とし、1968年(昭和43年)10月1日施行の白紙ダイヤ改正(通称:ヨンサントオ)で予定された貨物列車の運転速度向上に対応した。ブレーキ装置は自動空気ブレーキのほか足踏みテコ式の留置ブレーキを側面の両側中央部に備える。
製作時期別詳説
- 前期形
- 1967年(昭和42年)から1968年(昭和43年)にかけて4,650両(トラ70000 - トラ74649)が汽車製造(一部鉄道車輌とのグループ製作)、日立製作所、東急車輛製造(協三工業とのグループ製作)、日本車輌製造(輸送機工業とのグループ製作)、三菱重工業(舞鶴重工業とのグループ製作)で製作された。
- 後期形
- 1969年(昭和44年)に450両(トラ74650 - トラ75099)が 東急車輛製造(協三工業とのグループ製作)、日立製作所で製作された。車体の外観は前期形と変わらないが、床の埋木の配置が長手方向2列に変更されている。この変更により台枠との干渉が無くなったため、中梁のサイズが前期形より大きいものに変更されている。
