土蜘蛛草紙
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源頼光が家来の渡辺綱(わたなべ の つな)らと共に蓮台野(れんだいの)で空飛ぶ髑髏を見つける。それを追って神楽岡(かぐらおか)の荒れ果てた古い屋敷にたどり着くが、屋敷内で次々に異形のものと遭遇する。明け方近くに美女が現われたので頼光がそれを斬ると、白い血のあとを残して消え去る。頼光の太刀は先が折れて無くなってしまう。
用心のために藤などでつくった上に着物などをきせた人形を先頭に立てながら白い血のあとをたどって行くと西の山の洞穴に至り、巨大な化人(化け物)が苦しみながら現われる。何かが飛び出して人形に刺さるが、それは失った太刀のかけらであった。化人を洞穴から引きずり出して首を斬ると、それは巨大な山蜘蛛(やまぐも)で、傷口からは、死人の首が1990個、人間の子供くらいの大きさの小蜘蛛が数知れないほど現われる。頼光らは山蜘蛛の首を埋め、その住処を焼き払って平安京に帰った。
