土鍋
日本で鍋料理などに用いられる土鍋
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概要
ルーツは縄文時代に煮炊きに使われた土器に遡り、中世から近世は素焼きの土鍋も使われた[1]。
1950 年代にリチウム鉱物のペタライトを用いたリチア系(Li2O - Al2O3 - SiO2 系)耐熱陶器製の土鍋が開発され、家庭用、業務用として広く普及した。この土鍋は非常に低熱膨張性であり、高い耐熱衝撃性を有している。製造法は通常の陶磁器と同様であるが、素地はペタライトを約 40%使用し、釉薬はペタライトを 60 ~ 75%程度使用する。これを 1150 ~ 1200℃で焼成すると、低熱膨張性の結晶が多く生成するため、高い耐熱衝撃性を示す[2]。特にジンバブエ産はリチウムの含有割合が適度で、土鍋に向いていている。ペタライトはリチウムを含むことから、家電や自動車に幅広くリチウムイオン電池の需要が世界で広がってきたのを背景に価格が高騰しており、一部では代替原料を採用する動きも見られる[3]。