塩素酸ナトリウム
ナトリウムの塩素酸塩
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塩素酸ナトリウム(えんそさんナトリウム、sodium chlorate)は、ナトリウムの塩素酸塩で、化学式 NaClO3の化合物。塩素酸ソーダとも呼ばれる。
塩素酸ナトリウムの単位格子 | |
| 物質名 | |
|---|---|
Sodium chlorate | |
別名 Sodium chlorate(V) | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| ChEBI | |
| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.028.989 |
| EC番号 |
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| KEGG | |
| MeSH | Sodium+chlorate |
PubChem CID |
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| RTECS number |
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| UNII | |
| 国連/北米番号 | 1495, 2428 |
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| NaClO3 | |
| モル質量 | 106.44 g mol−1 |
| 外観 | 無色または白色の固体、吸湿性 |
| 匂い | 無臭 |
| 密度 | 2.49 g/cm3 (15 °C)[1] 2.54 g/cm3 (20.2 °C)[2] |
| 融点 | 248–261 °C (478–502 °F; 521–534 K) |
| 沸点 | 300–400 °C (572–752 °F; 573–673 K) 分解 [1] |
| 79 g/100 mL (0 °C) 89 g/100 mL (10 °C) 105.7 g/100 mL (25 °C) 125 g/100 mL (40 °C) 220.4 g/100 mL (100 °C)[3] | |
| 溶解度 | グリセロール、ヒドラジン、メタノールに溶ける。 エタノール、アンモニアにわずかに溶ける[1]。 |
| アセトンへの溶解度 | 難溶性[1] |
| グリセロールへの溶解度 | 20 g/100 g (15.5 °C)[1] |
| エタノールへの溶解度 | 14.7 g/100 g[1] |
| 蒸気圧 | <0.35 mPa[2] |
| 磁化率 | −34.7·10−6 cm3/mol |
| 屈折率 (nD) | 1.515 (20 °C)[4] |
| 構造[5] | |
| 立方晶系 | |
| P213 | |
a = 6.57584 Å | |
式単位 (Z) |
4 |
| 熱化学 | |
| 標準定圧モル比熱, Cp⦵ | 104.6 J/mol·K[1] |
| 標準モルエントロピー S⦵ | 129.7 J/mol·K[1] |
標準生成熱 (ΔfH⦵298) |
−365.4 kJ/mol[1] |
ギブズの 自由エネルギー (ΔfG⦵) |
−275 kJ/mol[1] |
| 危険性 | |
| GHS表示: | |
| Danger | |
| H271, H302, H411[6] | |
| P220, P273[6] | |
| NFPA 704(ファイア・ダイアモンド) | |
| 引火点 | 不燃性 |
| 致死量または濃度 (LD, LC) | |
半数致死量 LD50 |
600 mg/kg (ラット, 経口) 700 mg/kg (イヌ, 経口)[1] |
| 安全データシート (SDS) | ICSC 1117 |
| 関連する物質 | |
| その他の 陰イオン |
塩化ナトリウム 次亜塩素酸ナトリウム 亜塩素酸ナトリウム 過塩素酸ナトリウム 臭素酸ナトリウム ヨウ素酸ナトリウム |
| その他の 陽イオン |
塩化アンモニウム 塩素酸カリウム 塩素酸バリウム |
| 関連物質 | 塩素酸 |
性質
製法
用途
工業的には二酸化塩素(ClO2)を合成し、パルプを漂白するのが主な用途である。その他、各種の塩素酸塩の原料として用いられる。
身近なところでは、非選択性土壌処理型除草剤として利用されている。かつては純度98%の塩素酸ナトリウムが農薬として流通していたが、危険性が高く、また爆発物に混ぜて非合法に利用される例が多発したこともあり、1970年代以降は炭酸ナトリウムなどが配合された製剤に置き換わっている。欧州連合では、環境への影響を懸念して2009年に除草剤としての使用が禁止された。アメリカ合衆国では綿花や大豆の収穫前に葉を落とす目的でも使われているが、1995年以降使用量は減少している[9]。
航空機や潜水艦、国際宇宙ステーションの緊急用、あるいは携帯用医療機器としての化学的酸素発生器(クロレートキャンドル)にも用いられている。少量の鉄粉が酸化することで発熱し、それにより塩素酸ナトリウムが熱分解することで、多量の酸素を供給できる。このとき副生成物の塩素は、過酸化バリウムに吸収させる。



