夜明けまでバス停で
From Wikipedia, the free encyclopedia
| 夜明けまでバス停で | |
|---|---|
| No Place to Go | |
| 監督 | 高橋伴明 |
| 脚本 | 梶原阿貴 |
| 製作 |
角田陸 小林良二 見留多佳城 神崎良 佐久間敏則 |
| 製作総指揮 | 鈴木祐介 |
| 出演者 |
板谷由夏 大西礼芳 三浦貴大 松浦祐也 ルビーモレノ 片岡礼子 土居志央梨 あめくみちこ 柄本佑 下元史朗 筒井真理子 根岸季衣 柄本明 |
| 音楽 | 吉川清之 |
| 主題歌 | Tielle「CRY」 |
| 撮影 | 小川真司 |
| 編集 | 小川真司 |
| 制作会社 | G・カンパニー |
| 配給 | 渋谷プロダクション |
| 公開 |
|
| 上映時間 | 91分 |
| 製作国 |
|
| 言語 | 日本語 |
『夜明けまでバス停で』(よあけまでバスていで)は、高橋伴明監督による2022年の日本映画。2020年に起きた渋谷ホームレス殺人事件に着想を得た作品であり[1]、コロナ禍による貧困と社会的孤立を描く[2]。ただしストーリーは現実の事件とは大きく異なる[3]。主人公の女性は殺されずに救出され、また爆弾テロに手を染めるなど犯罪傾向を持つ人物として描かれる。
2020年11月の深夜、バス停留所のベンチで眠り込んでいるホームレスの北林三知子。そこに男が通りかかり、拾った石の塊を三知子の頭めがけて振り降ろそうとした……。
時間は数ヶ月戻り、45歳の孤独な三知子は、昼間はアクセサリーを手作りして売り、夜は焼鳥チェーン店でパートとして働き、離婚した元夫の借金を返していた。焼鳥店のマネージャーの大河原聡は創業者の息子で、いずれは会社を継ぐ身と自慢し、店の利益を密かに横領しつつ、女性従業員らへのパワーハラスメントを続けていた。三知子や古参の女性パート従業員らに横領を気づかれたことから、聡は彼女らを疎ましく思う。コロナ禍で聡は店を独断で休業し、三知子ら女性従業員に一方的に解雇を言い渡す。
動画サイトでは、YouTuber「KENGO」が「何の生産性もないよね、働かざる者食うべからず」とホームレスや無職の人間を侮蔑している(名前と発言と容姿からDaiGoをモデルにしていると思われる。DaiGo#生活保護受給者とホームレスを巡る騒動を参照)。暗い部屋のパソコンでそれを見つめるマスクの男がいた……。
三知子は店の寮を追い出され、再就職もままならず、スーツケースを抱えてホームレスとなる。だがプライドの高い三知子は、親戚や知人に弱みを見せられず、元の同僚たちからのメールも無視して孤立する。そしてホームレスの集う公園にたどり着き、爆弾を作ることで「自己表現」する老人「バクダン」と知り合い、三知子も爆弾作りに手を染める。老人と三知子は東京オリンピック・パラリンピックのマスコットが描かれたトートバッグを持って歩き(その中には爆弾が入っている)、国会議事堂爆破テロを夢見る。
三知子の店の店長だった寺島千春は、マネージャーの聡が三知子らの退職金を着服したことに気づく。千春は聡の横領やパワハラやも含めて会社に報告し、辞表を提出する。
千春は三知子が寝泊まりするバス停に向かい、声をかけて殺人犯の襲撃を防ぎ、まとまった額の退職金を三知子に手渡した。
キャスト
スタッフ
受賞歴
- 第96回キネマ旬報ベスト・テン[4]
- 第77回毎日映画コンクール[5]
- 日本映画優秀賞
- 第44回ヨコハマ映画祭[6]
- おおさかシネマフェスティバル2023[7]
- 監督賞 高橋伴明
- 脚本賞 梶原阿貴
- 第32回日本映画批評家大賞
- 主演女優賞 板谷由夏
- 2022年度 全国映連賞
- 女優賞 板谷由夏