大屋旅館
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大屋旅館の建つ新丁地区は大多喜城下、夷隅神社を核として形成されるが、その参道脇に位置する江戸時代より続く門前宿である。大正期から昭和初期にかけては、旅館業の他に、フォードの車を使用したバス(乗合自動車)事業も営んでいた。1891年(明治24年)に正岡子規が学生時代の頃、房総の旅に出た際に宿泊したとされる。また、つげ義春の『リアリズムの宿』に“理想の宿”として、帳場の佇まいが描かれた。往時の面影を残す宿として、テレビドラマや写真集のロケ地としてしばしば利用されている[1]。
現在の建物は1885年(明治18年)頃の建築で、木造2階建の南北棟。瓦葺切妻屋根の平入で、正面2階の左右の戸袋には大きく屋号の「大屋」の文字が漆喰で描かれている。1999年(平成11年)7月8日に国登録有形文化財(建造物)に登録された[1]。


