大気境界層

From Wikipedia, the free encyclopedia

地球の大気の鉛直構造
宇宙空間
約10,000 km
外気圏
800 km
熱圏
電離層
(カーマン・ライン) (100 km)
80 km
中間圏
50 km
成層圏
オゾン層
11 km
対流圏 自由大気
1 km
境界層
0 km
※高度は中緯度の平均 /

大気境界層(たいききょうかいそう、: atmospheric boundary layer、ABL、planetary boundary layer、PBL、peplosphere)は、天体大気の層の一つ。

Planetary Boundary Layer (PBL: 日本語に直訳すると、惑星境界層) は、英語における、大気のある他の惑星の境界層も含めた一般的な呼び方である。

気象学環境学の分野で単純に「境界層」と言う場合は、大気境界層のことを指す。

概要

気象環境物質循環において固体境界である地表面の影響を受けるをいう。惑星大気の最下層にあたる。温帯域では地上からおおむね 1 km 以内。熱帯域では 2 km 以上の厚みを持つ。地表面の影響をほとんど受けない自由大気と区別される。

風向きがばらばらな乱流が支配的な層。流体力学における境界層にあたる。対流が活発な場合は厚くなり、成層が安定している場合は薄くなる。

我々が生活しているのは、まさに、この大気境界層内部である。都市気候や環境の分野において重要な役割を果たす。しかし、大気境界層は地表面の状態(たとえば、海面内水面水田牧草地森林草原コンクリートが覆う都市など)によって変化に富んでいる。したがって、その研究には細かな観測網が必要であり、進捗状況ははかばかしくない。

境界層気象学は、この層における大気の振る舞いや気象現象について研究する学問である。

日変化と細分

関連項目

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI