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奈良県立山辺高等学校

奈良県奈良市にある高等学校 From Wikipedia, the free encyclopedia

奈良県立山辺高等学校(ならけんりつ やまべこうとうがっこう、: Nara Prefectural Yamabe High School)は、奈良県奈良市都祁友田町にある公立高等学校であり、複数課程および複数学科併置校。

過去の名称 豊農塾
組合立山辺農学校
奈良県立山辺農業高等学校
国公私立の別 公立学校
設置者 奈良県の旗 奈良県
学区 奈良県内全域
全国募集[注釈 1]
概要 奈良県立山辺高等学校, 過去の名称 ...
奈良県立山辺高等学校
2018年平成30年)10月撮影
北緯34度35分47.0秒 東経135度56分17.3秒
過去の名称 豊農塾
組合立山辺農学校
奈良県立山辺農業高等学校
国公私立の別 公立学校
設置者 奈良県の旗 奈良県
学区 奈良県内全域
全国募集[注釈 1]
理念 開拓魂[1]
校訓
設立年月日 1948年4月1日 (78年前) (1948-04-01)
創立記念日 12月1日
共学・別学 男女共学
分校 波多野分校(1949年-1956年
東里分校(1950年-1956年)
山添分校1956年-)
課程 全日制課程
通信制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科(通信制課程)
総合学科
農業探究科
自立支援農業科
学科内専門コース スポーツ系列(総合学科)
調理被服系列(総合学科)
商業情報系列(総合学科)
文理総合系列(総合学科)
学期 3学期制
学校コード D129210000030 ウィキデータを編集
高校コード 29110C
所在地 632-0246
奈良県奈良市都祁友田町937番地
外部リンク 公式ウェブサイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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1. 山辺高等学校(北緯34度35分47.0秒 東経135度56分17.3秒
2. 山添分校北緯34度40分43.1秒 東経136度2分41.1秒

概要

2024年(令和6年)度より、ライフル射撃部が、奈良県教育委員会より、部活動等に力を入れている学校を重点的に支援する「スポーツ・文化活動推進校」の指定を受け、それぞれの部活動に詳しい専門性の高い教員が顧問等として継続的に配置されている[2]

同校の使命(スクール・ミッション)

総合学科高等学校教育・農業系学科高等学校教育・通信制高等学校教育の特色を活かし、一人一人の生徒の個性・可能性を伸ばし、「自分らしさ」を育てる教育を展開し、地域社会に貢献できる生徒を育成する[3]

建学精神

「開拓魂」は、1935年昭和10年)に前身である、地域を担う青年を育成する目的で開かれた修練所豊農塾の建学精神である。山林を切り拓き、幾多の困難をも乗り越え、新しいことに挑戦し続けるいう思いが込められ、現在まで脈々と受け継がれてきている言葉である[1]

校訓

  • 「友愛」- 個性を尊重し、心のつながりを大切にする人間
  • 「努力」- 常に粘り強い意志と、実行力を大切にする人間
  • 「創意」- 未来につながる希望と創造性を大切にする人間[1]

教育方針

入学者の受け入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

  1. 共通項目
    1. 自己の能力を積極的に高めようとする意欲のある生徒。
    2. あらゆる分野の学習に興味を持ち、進路実現に向け努力する生徒。
    3. 進路実現に向けた取り組み、資格取得などに意欲的な生徒。
    4. 科学的な視野を持ち、幅広く物事をとらえることのできる生徒。
  2. 総合学科項目
    1. 様々な分野・事柄に興味、関心を持ち、視野を広げる意欲のある生徒。
    2. 自ら課題を設定し、探究する意欲のある生徒。
    3. 進路選択について真剣に考え、その実現のために取り組める生徒。
    4. 将来社会の多様な分野で主体的に行動する意欲を持つ生徒。
  3. 農業系学科項目
    1. 農業による地域活性化に取り組む強い意志を持った生徒。(農業探究科・自立支援農業科)
    2. 安全・安心な農業生産に関心があり、体験学習に意欲的な生徒。(農業探究科・自立支援農業科)
    3. 伝統産業の継承や栽培技術に関心があり、学習意欲に富む生徒。(農業探究科・自立支援農業科)
    4. 一般就労を目標とし、社会的自立に向かう意欲のある生徒。(自立支援農業科)
  4. 通信制項目
    1. 様々な分野・事柄に興味、関心を持ち、視野を広げる意欲のある生徒。
    2. 自己の成長を目指しながら、自立学習を継続することができる生徒。
    3. 自らの進路について主体的に考え、その実現のために取り組める生徒[3]

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

  1. 総合学科項目
    1. 多様な系列の授業を設定し、個人の関心・適性にあった学びを提供する。
    2. 実習や体験的な学びを多く取り入れ、生きて働く実践的な知識や技能を身につけさせる。
    3. 自らの進路について考える教育課程を用意し、3年間継続して進路実現に向けて取り組めるようにする。
    4. ICT機器を適切に活用し、社会のあらゆる分野において役立つ情報活用能力の育成を図る。
  2. 農業系学科項目
    1. 農場での実習を通して、教科書で学ぶことだけではない実践的な知識・技術を身に付ける。(農業探究科)
    2. 野菜・草花・茶について実際に畑や温室、茶園で栽培管理を学ぶ。(農業探究科)
    3. 知的障害のある生徒を対象として、普通教科や農業についての探究的な学びを提供する。(自立支援農業科)
    4. 個々の障害の状態や個性に応じ、社会的自立に向けた学びを提供する。(自立支援農業科)
    5. 就業体験の機会を多く設定することで、将来の社会的自立に向けた経験の場を提供する。(自立支援農業科)
  3. 通信制項目
    1. 基礎基本に重点を置いた授業を設定し、社会で広く必要とされる学びを提供する。
    2. オンラインでの学びを多く取り入れ、いつでもどこでも学べる環境を提供する。
    3. 自らの進路について考える教育課程を用意し、3年間継続して進路実現に向けて取り組めるようにする。
    4. ICT機器を積極的に活用し、社会のあらゆる分野において役立つ情報活用能力の育成を図る[3]

育成を目指す資質・能力に関する方針(グラデュエーション・ポリシー)

  1. 総合学科項目
    1. 専修分野に関する視座を高め、主体的に産業社会に参画することができる。
    2. 習得した知識や技能を実践的に活用し、諸課題を解決することができる。
    3. 自らのキャリアデザインし、実現に向けた取り組みを計画性をもって継続することができる。
  2. 農業系学科項目
    1. 農業についての基礎的・基本的な事項を理解し、活用できる。(農業探究科・自立支援農業科)
    2. 地域社会に貢献でき、意欲を持って行動できる。(農業探究科・自立支援農業科)
  3. 通信制項目
    1. 教科横断的な広い視野を持ち、主体的に地域社会に参画することができる。
    2. 習得した知識や技能を実践的に活用し、継続的に学習することができる。
    3. 自らの進路を主体的に選択し、実現に向けた取り組みを計画的に実行できる[3]

沿革

略歴

1935年昭和10年)に開設の農村青年向け「豊農塾」を源流としている。前身は組合山辺農学校で、1946年に組合が旧都祁村に設置した実業学校である。1948年学制改革により農学校が廃止され、代わりに新制の奈良県立山辺農業高等学校が設置された。同年9月、公立高の統合・再編により、いわゆる高校三原則に基づく総合制高校(普通科・農業科・家庭科)となった。

1995年平成7年)に、学科改編に伴い総合学科を新設し、2年後の1997年に従来の普通科・農業科・家庭科を閉科、廃止した。奈良県の公立で唯一の総合学科高校となったが、16年後の2013年に、学科再改編に伴って普通科と生物科学科(農業に関する学科)を開設した。総合学科は2015年に閉科、廃止されたが、学科再々改編に伴い、2024年に再度開設された。  

年表

  • 1935年4月2日 - 農村青年修練場「豊農塾」が開塾
  • 1938年4月1日 - 奈良県に移管される
  • 1939年8月1日 - 満州移民訓練所を併置
  • 1946年4月16日 - 「組合立山辺農学校」(実業学校)が開校
  • 1948年
    • 4月1日 - 学制改革(六・三・三制の実施)により、農学校が廃止。新制の高等学校「奈良県立山辺農業高等学校」が発足。
    • 9月1日 - 高校三原則に基づく公立高等学校の統合・再編により、総合制の奈良県立山辺高等学校が発足。通常制普通課程・農業課程・家庭課程を設置。
    • 12月1日 - 本館が完成し、使用を開始。この日を創立記念日とする
  • 1949年2月1日 - 波多野分校を設置
  • 1950年
  • 1956年3月31日 - 波多野分校を「山添分校」に改称。東里分校を奈良県立榛原高等学校に移管
  • 1969年3月31日 - 本館が新築完成
  • 1973年3月31日 - 運動場を拡張。格技室が完成
  • 1974年
    • 3月31日 - 寄宿舎と食堂が完成。
    • 12月20日 - 農機具実習室、車庫、燃料庫が完成
  • 1976年12月25日 - 体育館を改築
  • 1978年12月31日 - 第2運動場が完成
  • 1981年3月19日 - 北館を改築
  • 1982年10月30日 - ライフル射撃練習場が完成
  • 1984年3月30日 - 新校門が完成
  • 1987年3月10日 - 西館(特別教室棟)が完成
  • 1991年(平成3年)3月25日 - 製茶実習室を改築
  • 1992年3月31日 - 寄宿舎を閉鎖
  • 1994年11月4日 - 情報処理基礎実習室と多目的情報処理室が完成
  • 1995年4月1日 - 普通科・農業科・家庭科の募集を停止し、総合学科を新設
  • 1996年
    • 3月31日 - 総合学科関連施設(学習センター、生物工学棟、自動車整備棟、福祉室等)が完成。
    • 11月20日 - 同窓会館「山翠庵」が完成。
    • 12月1日 - 創立50周年を記念して校歌碑を建立。
  • 1997年
    • 2月27日 - 校訓碑を建立。
    • 3月28日 - Ship21事業の一環として「山辺ふれあいパーク」が完成。
    • 3月31日 - 普通科・農業科・家庭科を廃止。
  • 1998年10月31日 - 格技場を改築
  • 2000年11月7日 - 体育館を改築
  • 2003年1月19日 - 第1回総合学科発表会を開催
  • 2013年4月1日 - 総合学科の募集を停止し、普通科(「学びの開拓コース」、「生活文化コース」)と生物科学科を新設(普通科と農業に関する学科が16年ぶりに復活[4][5]
  • 2015年3月31日 - 総合学科を廃止
  • 2016年
    • 4月1日 - 奈良県立高等養護学校山辺分教室を併設。
    • 12月1日 - NPO法人「大和高原やまべの開拓魂を知ってください」を設立。
    • 12月3日 - 創立70周年記念事業及び記念式典を挙行。
  • 2017年10月1日-学校運営協議会(コミュニティスクール)を設立。
  • 2022年(令和4年)4月1日 - 普通科(「スポーツ探究コース」、「キャリア探究コース」)、生物科学探究科、自立支援農業科を設置。本館が竣工。
  • 2024年4月1日 - 全日制総合学科、農業探究科、通信制普通科を設置。

基礎データ

所在地

奈良県立山辺高等学校の位置(奈良県内)
奈良県立山辺高等学校
奈良県立山辺高等学校

山添分校

奈良県立高等養護学校山辺分教室

2016年度より奈良県立高等養護学校山辺分教室が併設されている。2年次から受け入れ、農園芸コースの生徒が在校生と共に学習する[6]

通学区域

山添分校

アクセス

バス

  • 奈良交通 天理都祁線(16・25・26系統)・都祁榛原線(24系統)
「山辺高校」停留所より北東約50m(徒歩1分)

自動二輪車

  • 通学条件を満たせば、許可を受けての自動二輪車通学も可能である。
  • 許可を受ければ、自動二輪車免許(中免)の他に、自動車免許(3年生夏期休業以降の長期休業中のみ)の免許取得も可能。

山添分校

象徴

校章

校章1950年(昭和25年)に制定。創案は卒業生の高倉規作による。山に囲まれた輪郭の中心に「高」の字を配して、大和高原における文化の中心としての同校の存在を示し、「高」を囲む六つの峰は同校創立当時の旧山辺郡六ヶ村を表すとともに、中国故事にある六則(中・和・正・公・誠・通)を意味し、これを生活の規範 として六合(四方上下)に伸びる若い力を象徴している[1]

校歌

校歌は、歌詞は3番まであり、1番に校名の「山辺」が登場する[1]

制服

2006年度入学生からデザインが変更された制服を着用する。

設置する課程、学科、コースならびに定員

総合学科
スポーツ系列、調理被服系列、商業情報系列、文理総合系列の4つの系列をまとめて、総合学科として括り募集する。
  • 総合学科 - (一次選抜;2024年度より募集開始)
  • 馬術部およびライフル射撃部 - (全国募集特別選抜)
農業に関する学科
  • 農業探究科 - (一次選抜;2024年度より募集開始)
    • 馬術部およびライフル射撃部 - (全国募集特別選抜)
  • 自立支援農業科 -(特色選抜;2022年度より募集開始)
  • 通信制課程
    • 普通科(通信制課程選抜;2024年度より募集開始)

生徒募集

地元の奈良市立都祁中学校、天理市立福住小中学校、山添村立山添中学校の3校の生徒が、全体の4分の1以上を占めている。

全国募集特別選抜

以下の枠組みで実施する。

  1. 高等学校入学後、馬術部またはライフル射撃部に所属し、選手として3年間継続して活動する意欲がある者[7]

教育課程

就労

許可を受けて、休日アルバイト(特別アルバイト)、長期休業中のアルバイトも可能である。

部活動

クラブ数は17である。ライフル射撃部と馬術部は、高校総体(インターハイ)優勝した強豪であり、高校総体や国体の常連。

高校関係者と組織

高校関係者組織

  • 奈良県立山辺高等学校学校運営協議会 - 保護者、地域住民、校長、関係行政機関の職員の中から委嘱された委員による機関。学校運営及び当該運営への必要な支援に関して協議する。
  • 奈良県立山辺高等学校育友会 - 生徒保護者による保護者会組織で、会員は入会金及び年会費を納入する。
  • 奈良県高等学校PTA協議会 - 奈良県立教育研究所内に事務局を置くPTA協議会。奈良県立山辺高等学校育友会の会員をもって会員とし、会員は単位PTA分担金として会費を納入する。
  • 奈良県立山辺高等学校同窓会 - 卒業生による同窓会組織

高校関係者一覧

著名な出身者

その他

訴訟

サッカー部の元部員2人とその保護者が、監督からパワハラを受けて退寮、退部に追い込まれたなどとして、監督と、高校と提携して部や寮を管理するボスコヴィラサッカーアカデミーの運営会社「天平フーズ」に1100万円の損害賠償を求めて地裁に提訴[8]

2023年5月26日、奈良地方裁判所(太田雅之裁判官)は、監督のパワハラについては否定したが、一部指導が不法行為にあたるとして監督らに元部員1人に6万円を支払うよう命じた。もう1人の請求は棄却した。 裁判官は「指導の域を超えた違法なハラスメントとは評価できない」と判断する一方、元部員の1人が他部員からトイレ掃除を一人でさせられていたことを知りながら、監督が放置したとして「指導者として積極的に介入し、やめさせるべきだった」と述べ、不法行為と認定した[9][10]

エピソード

脚注

関連項目

外部リンク

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