子供組
日本の地域共同体において7~15歳くらいの子供が集まって組織された伝統的な年齢集団
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名称と性質
子供組という名称は一種の学術用語であり、子供仲間、子供衆、稚児組と呼んだ地域もあれば、講の一種として天神講・弁天講などと称していた地域もある[1][5]。1934年から1937年にかけて実施された山村生活調査でも子供組について調査しており、各地で異なる名称が使われていたことが確認できる[6]。
性質や役割も地域差が大きく、不定期な集まりで道祖神祭での子供神主など年中行事の際にのみ役割を与えられたものがあれば、若者組や娘組に接続していくことを前提とするなど年齢階梯制上の位置づけが明確な集団もあり、また、東北地方を中心に契約講が盛んだった地域では子供を構成員とする契約講が活動の中心となることもあった[5][7][8]。農山村だけではなく都市部でも子供組と捉えられる集団はあり、鹿児島の武士階級では郷中に組み込まれた稚児組があったほか、寺子屋の普及ととともに寺小屋仲間といわれる集団が存在した地域もある[5][9]。
伝統的な子供組は7歳から15歳程度の子供を構成員とすることが多く、子供だけではなく、若者組のような上位の年齢集団の構成員が運営に関わる地域もあった[5][7]。また、男子による天神講、女子による弁天講などと男子と女子で別の組織とする地域もあった[1][5]。子供組の組織化が進んだ地域では、若者組と同様に集団内の年齢序列を設け年中行事での構成員の役割分担を明確にしていることもあった[9]。
近代以降は学制導入の影響も受けて小学校仲間といわれる集団も誕生するなど、学校行事との関連も強まっていき、少年団や校外班といった小学校の学区単位の組織と併存していた地域もある[5][7][9]。近代以降に少年団などとして大人が関与して組織したものでは、引率者として大人も運営に関わっていく[10]。
教育学的な視点では、地域の習俗・民俗伝承の担い手としての位置づけだけではなく、子供が集団生活を学ぶための遊戯集団として子供組を捉えることもある[11][12]。