安乗の人形芝居
From Wikipedia, the free encyclopedia

安乗の人形芝居(あのりのにんぎょうしばい)は、三重県志摩市阿児町安乗に伝わる人形芝居(人形浄瑠璃)。安乗文楽(あのりぶんらく)、でこ芝居とも称する[1]。伝承団体は1951年(昭和26年)発足の「安乗文楽人形芝居保存会」[2]。会員数は2016年(平成28年)時点で27人で、安乗地区だけでなく広く志摩市内から参加している[3]。
1980年1月28日に重要無形民俗文化財に指定され[4]、同年1月31日に「安乗人形芝居」の名で記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財(選択無形民俗文化財)に選択された[5]。口伝によれば、朝鮮出兵の折に八幡神社(現・安乗神社)を参拝した九鬼嘉隆を村人がもてなすために披露した手踊りに起源が求められるという[2][6]。その後、風待ちに安乗村に来港した大坂・阿波国・淡路国の人々の影響を受けて芝居の技術が向上した[3]。第二次世界大戦前後で一度断絶するも、戦後保存会が設立され復活した[3]。芝居小屋は、安政7年(1860年)の建築で日本で3つしか現存しない船底形舞台の1つである[6]。